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第三次世界大戦1

C★NOVELS

第三次世界大戦1
太平洋発火

大石英司 著

アメリカで起こった中国特殊部隊〝ドラゴン・スカル〟の発砲事件、これが後に日本を、世界をも巻き込む大戦のはじまりとなっていった。「第三次世界大戦」シリーズ、堂々スタート!

カバー:安田忠幸
刊行日:2016/3/25
新書判/224ページ/定価:本体900円(税別)
ISBN978-4-12-501366-4 C0293


だいさんじせかいたいせん1
たいへいようはっか


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コメント

 シリア情勢が一時的ながらも落ち着きつつあります。それを主導したのは、アメリカではなく、ウクライナ問題を巡って西欧から制裁を受けているロシアでした。もちろん一時的な停戦であるにせよ、ロシアの問答無用な爆撃と特殊部隊派遣がシリアでの和平に大きく貢献したことは誰も否定できないでしょう。そこにアメリカの姿は無かった。シリア情勢がこのまま平穏な状態に纏まるとは思えないけれど、これはロシアにとって大きな得点であり、アメリカや、その同盟国に取っては失点です。
 そして中東に於いては、まるで一卵性双生児のように仲が良かったイスラエルとアメリカの関係にひびが入り、これも盤石だと思われていたサウジの王政が揺らいでいます。原油の増産という形で、アメリカのシェール革命に真っ向から挑戦し続けるサウジとアメリカの関係もまた冷え切っている。

 アジアでは、オバマ政権の無関心、アメリカの力の空白に乗じて、中国が情け容赦ない覇権主義を展開しています。それに反発した台湾では、大陸との関係が深化することを警戒した国民が総統選に勝利しました。香港では、中国批判を繰り広げた書店主を大陸本土へ拉致するという事件も頻発し、香港住民の反発が強まっています。香港では「本土派」なる人々が増えています。これは、香港こそがわれわれの「本土」である、と主張する人々ですが、一皮剥けば独立派に他なりません。
 そしてここに来て、いよいよ鮮明化してきた中国経済の減速です。ソヴィエトが崩壊する直前、経済はガタガタなのに、ソヴィエトは、長いことアメリカとの軍拡競争に耐えました。中国の軍拡のペースは、当時のソヴィエトの比ではありません。
 当時、事実上経済封鎖されていたソヴィエトと、世界のサプライチェーンとしての地位を築いた今の中国の立ち位置は全然違います。しかし、永遠のものなど存在しないのが、世の習いです。
 そして戦争は、いつの時代も、小さなボタンの掛け違いから始まるものです。

〔大石英司/2016年3月〕

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