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烈火の太洋1

C★NOVELS

烈火の太洋1
セイロン島沖海戦

横山信義 著

昭和一四年ドイツ・イタリアとの同盟を締結した日本は、ドイツのポーランド進撃を契機に参戦に踏み切る。連合艦隊はインド洋へと進出するが、そこにはイギリス海軍の最強戦艦が----。

カバー:高荷義之
刊行日:2021/8/19
新書判/224ページ/定価:1100(10%税込)
ISBN978-412-501437-1


れっかのたいよう
せいろんとうおきかいせん


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コメント

 戦史研究家・生出寿さんの著作に、「昭和天皇に背いた伏見宮元帥」があります。
 海軍内部の派閥抗争や日本海軍の陰の権力者として暗躍した伏見宮博恭元帥の策動を主軸として、日米開戦に至るまでの海軍の動きを描いた作品ですが、作中に、次のような一文があります。
「もし米内(米内光政大将。元海軍大臣)ら海軍首脳が、陸軍の主張に従い、日独伊三国同盟に同意していたら、日本はこの時点(昭和一四年九月一日。欧州大戦の開戦日)で、対英仏戦を開始することになったであろう」
 架空戦記の書き手としては、ここからがスタートになります。
 すなわち、
「欧州大戦の開始と同時に日本が参戦していたら、どのようなことになっていたか」
 昭和一四年九月の時点では、戦艦「大和」も、零戦も、まだ登場していません。空母の集中運用という考え方もなく、空母は砲戦部隊の補助兵力として位置づけられています。
 このような状態で、英仏やその背後に控える米国と戦ったら、戦争はどのような様相を呈するだろうか、という発想が、本シリーズの元になった次第です。

〔横山信義/2021年8月〕

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