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第三次世界大戦5

C★NOVELS

第三次世界大戦5
大陸反攻

大石英司 著

中国軍の連度向上、ロシアの介入で多数の死者を出した米軍は、ハワイに新たな指揮官を投入した。「潰し屋」と悪名高いデレク・キング中将だ。苛烈な指揮官の下、日米軍の巻き返しは!?

カバー:安田忠幸
刊行日:2017/3/22
新書判/232ページ/定価:990(10%税込)
ISBN978-4-12-501377-0 C0293


だいさんじせかいたいせん5
たいりくはんこう


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コメント

 北朝鮮(恐らく)が金正男氏を暗殺しました。そして、米韓合同軍事演習中に、明白に、在日米軍がターゲットであると宣言して、弾道弾ミサイルによる飽和攻撃演習を行いました。
 一方その隣国の韓国では、大統領が弾劾に掛けられ、THAADミサイルの配備をめぐり、またぞろ中国は打ち壊しまがいの嫌がらせを韓国に仕掛けている。
 平和なのは日本だけです。と言いたいところですが、これら全ての問題は、日本にも降りかかる災難です。何しろ、北朝鮮の弾道弾が狙うのは、在日米軍という日本の領土であるし、中国、そして韓国との関係は、いつかは正常化せざるを得ない。
 にも関わらずに、頼みのアメリカは、トランプ政権は、予想された以上に行き当たりばったりの状態が続いている。今はまだ経済の先行きが明るいので、メディアはともかく、アメリカ国民は冷静さを保っているように見えるけれど、これがひとたび経済が停滞すれば、アメリカは外交どころではなくなるでしょう。
 そして日本のお膝元でも、それどころではないにも関わらず、豊洲市場や、国有地の払い下げ問題で、国政はまとも機能しているとは言い難い状況です。
 こんな状況下において、国政がまままともに回っている国は? と見渡すと、一党独裁で世論を押さえ込める中国と、そもそも世論など存在しない、国民の餓死などなんとも思わない北朝鮮だけだというのは皮肉な話です。
 民主主義は、果たして全体主義や独裁に打ち勝つことが出来るのか? 21世紀にもなって、こんな体たらくに陥るとは、思ってもみなかったことです。

〔大石英司/2017年3月〕

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