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老いの深み

老いの深み

黒井千次 著

80代から90代の大台へと足を踏み入れた作家がつづる日常。少しずつ縮む散歩の距離、少量の水にむせる苦しさ、朝ぼんやりと過ごす時間の感覚など、自身に起きる変化を見つめる。移りゆく社会を横目に「ファックス止り」の自分をなぐさめ、暗証番号を忘れて途方に暮れ......。一方、年長者が背筋を伸ばしてスピーチを聞く姿に爽快感を覚え、電車の乗客の「スマホ率」など新発見も。老いと向き合い見えたこと、考えたこと。

書誌データ

  • 初版刊行日2024/5/22
  • 判型新書判
  • ページ数256ページ
  • 定価924円(10%税込)
  • ISBNコードISBN978-4-12-102805-1

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・毎日新聞(朝刊)2024年7月13日/三浦雅士(評論家)


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