老いの味わい
黒井千次 著
七十代後半の坂を登り切り、八十歳を超えた作家が見つめる老いの日々。身の回りには、薄い横線で消された名前の目立つ住所録。バッグは肩からすべり落ち、タタミから立ち上がるのに一苦労。そして頭に浮かぶ疑問は、なぜ歳を取ると何事も億劫になるのか、病気の話にかくも熱が入るのか、「ピンピンコロリ」は本当に理想なのか――一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。
書誌データ
- 初版刊行日2014/10/25
- 判型新書判
- ページ数256ページ
- 定価924円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102289-9
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ベクトルライフ(三井生命)2015年3月号
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日刊ゲンダイ2014年12月25日
サンデー毎日2014年11月30日号/池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト)
読売新聞(夕刊)2014年10月24日/著者インタビュー
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