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矢野隆 著
齢十七で九州を平定。島流し先を支配して叛逆。弓矢だけで軍船を撃沈。名を源鎮西八郎為朝。この男こそ日本史上最強。「こやつは武士として使い物にならぬ」。その一言が男を怪物へと変貌させた。源八郎為朝。異常な弓の鍛錬を続けたこの男は、父に送りこまれた九州を齢十七で平定し、「鎮西八郎」と呼ばれ日ノ本を震撼させた。やがて巻き起こる天下を二分する保元の乱。為朝の前に立ちはだかるのは平清盛、そして唯一彼が恐れた兄・源義朝であった。源平の時代を駆け抜けた最強の武士の生涯を描く、驚愕の弓豪歴史小説!
2021/09/22 刊行
遠山啓 著
数学が人間からかけ離れた絶対的な真理であるという思想、あるいは神が数学を創り人間に与えたとする神話は、古代から現代まで姿をかえてたえず登場してきた。だが、すでにできあがった数学を天下り式に子供に注入する教え方は、数学をつまらなくさせてはいないか? 人類と数学の出会いから今日の数学理論に至る発達史や、初等教育における分数の計算や数の抽象化の難しさなどを平明に語り、自然や人の営みと数学の関わりを説き明かす。「数学には甘い菓子のようなおいしさはない。しかし、暑いときに飲む冷い真水のようなうまさはある」と語る著者の業績は、数学的側面だけでなく数学教育から障害児教育まで幅広く、かつ、学問・科学・芸術に対する深い造詣と、そこから教育や人間を捉える真摯な洞察に満ちている。本書は、50年代半ばから70年代前半に発表された、数学と文化について語った文章を集めたもので、著者の思想と、数学の面白さや奥深さを知る格好の入門書となっている。「数学勉強法」「数学と社会も変わった」の二篇を増補し、吉本隆明の追悼文を再録。【目次より】Ⅰ 数学はあらゆる分野に浸透する これからの社会と数学 数学と現代文化 専門の違った人たちとダベってみる その一 専門の違った人たちとダベってみる その二Ⅱ 数学はどんな学問か 数学は単純で素直である 数学は特殊な言語である 数学は学問的に孤立する危険をもつ 数学も時代の支配的イデオロギーに規定される 数学は自然や社会を反映する客観的知識 数学も人間を形成する 数学はほんとうに論理的か 数学と方法 数学の発展のためにⅢ 数学はどう発展したか 数学の歴史的発展 現代数学の主役=構造とはなにか 構想力の解放Ⅳ 科学を学んでいくために 科学への道――女性に与う三つの原則 数学勉強法 数学も社会も変わった あとがき巻末エッセイ 遠山啓――西日のあたる教場の記憶(吉本隆明)
2021/09/22 刊行
谷崎潤一郎 著
お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子
2021/09/22 刊行
こっくり冬瓜と長い悪夢
安田依央 著
仁とすれ違ったまま老舗旅館へ仕事に赴いた山田澄香。ここに「こりこり堂」と名乗る仁の偽者が出現し、山田はなぜか彼に口説かれてしまう。一方、旅館には孝や虎太郎の《過去》に絡む存在も秘密裏に集まってきて……。恋愛ゾンビ山田の恋は、やはりホラー展開か!?人気シリーズ第七巻!
2021/09/22 刊行
関容子 著
「銀座百点」連載のエッセイ、待望の書籍化。聞書きの名手である著者が、銀座で逢ったひととの思い出を綴る。粋人達の面影が甦り、特別な街への憧れがつのる一冊。
2021/09/21 刊行
髙森美由紀 著
「あの味っこさ会えて、いかった」青森県南部の葵岳登山口にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは、意外な人物で……。
2021/09/21 刊行
原田ひ香 著
昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!? 家族から届く様々な《想い》を、是非、開封してみてください。
2021/09/21 刊行
ジョン・グリシャム 著/星野真理 訳
ブルース・ケーブルは「ベイ・ブックス」の名物店主。精力的に店を切り盛りする毎日だが、真夏のリゾート島に巨大ハリケーンが接近し、暴風の中で遺体となった島在住の作家が発見された。不審な死の謎を追うブルースの行く手に待ち受けるものは ――? グリシャムの新しい魅力を楽しむ、本好きのためのミステリー。話題作『「グレート・ギャツビー」を追え』続編
2021/09/21 刊行
墾田永年私財法から応仁の乱まで
伊藤俊一 著
荘園は日本の原風景である。公家や寺社、武家など支配層の私有農園をいい、奈良時代に始まる。平安後期から増大し、院政を行う上皇の権力の源となった。鎌倉時代以降、武士勢力に侵食されながらも存続し、応仁の乱後に終焉を迎えた。私利私欲で土地を囲い込み、国の秩序を乱したと見られがちな荘園だが、農業生産力向上や貨幣流通の進展に寄与した面は見逃せない。新知見もふまえ、中世社会の根幹だった荘園制の実像に迫る。
2021/09/21 刊行
健全な懐疑の目を養う
猪木武徳 著
私たちが暮らす経済社会――経済的な関係が深く染みこんだ社会とどうつき合うべきか。その仕組みを知り、そこで起こる問題解決のために必要なこととは。データの重要性と限界、理論の功罪、因果推論の効果と弱点から、人間心理を扱う難しさ、歴史に学ぶ意義と注意点、政治との距離感まで、経済社会について学ぶためのヒントに満ちた一冊。溢れる情報に「健全な懐疑の目」で接し、社会を少しでも良くしたい全ての人々へ。
2021/09/21 刊行
「平民宰相」の虚像と実像
清水唯一朗 著
初の「平民」首相として、本格的政党内閣を率いた原敬。戊辰戦争で敗れた盛岡藩出身の原は苦学を重ね、新聞記者を経て外務省入省、次官まで栄進する。その後、伊藤博文の政友会に参加、政治家の道を歩む。大正政変、米騒動など民意高揚の中、閣僚を経て党の看板として藩閥と時に敵対、時に妥協し改革を主導。首相就任後、未来を見据えた改革途上で凶刃に倒れた。独裁的、権威的と評されるリアリスト原の軌跡とその真意を描く。
2021/09/21 刊行
阿部拓児 著
2500年前、アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸にまたがる「史上初の世界帝国」として君臨したアケメネス朝ペルシア。エジプト侵攻やペルシア戦争など征服と領土拡大をくり返し、王はアフラマズダ神の代行者として地上世界の統治に努めた。古代オリエントで栄華を極めるも、アレクサンドロス大王によって滅ぼされ、220年の歴史は儚く幕を閉じた。ダレイオス1世ら9人の王を軸に、大帝国の全貌と内幕を描き出す。
2021/09/21 刊行
「世界帝都」の1600年
宮下遼 著
ローマ帝国の混乱を収めたコンスタンティヌス一世が三三〇年に建設した「新ローマ」から、一九二二年のオスマン帝国滅亡まで一六〇〇年余り、「世界帝都」として繁栄したイスタンブール。本書は、ビザンツとオスマン、二つの帝国支配の舞台となったこの地の案内記である。城壁に囲まれた旧市街から、西欧化の象徴である新市街、東の玄関口アジア岸、そして近代のメガシティへ――複雑多彩な古都を愉しむ時間旅行。
2021/09/21 刊行
水機団
大石英司 著
テロ・グループによるシー・ジャック事件が不穏な背景を覗かせる中、戦闘の焦点はいよいよ魚釣島へ。水機団の派遣が決まる一方、中国からは大量の補給物資を載せた“海亀”が発進していた。
2021/09/21 刊行
水機団
大石英司 著
テロ・グループがMERS変異ウイルスを蔓延させた豪華客船“ヘブン・オン・アース”。アメリカの作戦によりテロリストは一掃されたが、乗船していた《サイレント・コア》原田拓海一尉の血液検査で意外な結果が出る。その頃、中国軍による南シナ海東沙島奇襲作戦に端を発した東シナ海の戦いは九日目を迎えていた。解放軍はこれまで数度のミサイル攻撃を仕掛けていたが、海上自衛隊のイージス護衛艦がこれを迎撃、飽和攻撃を撃退した。台湾軍とともに防戦に徹する日本、いたずらに死者を増やす中国軍。しかし、尖閣諸島をめぐる状勢は新たな局面を迎えようとしていた。
2021/09/17 刊行