時間と自己
  木村敏 著
  時間という現象と、私が私自身であるということは、 厳密に一致する。自己や時間を「もの」ではなく「こと」として捉えることによって、西洋的独我論を一気に超えた著者は、時間と個我の同時的誕生をあざやかに跡づけ、さらに、ふつうは健全な均衡のもとに蔽われている時間の根源的諸様態を、狂気の中に見てとる。前夜祭的時間、あとの祭的時間、そして永遠の今に生きる祝祭的時間――「生の源泉としての大いなる死」がここに現前する。
  
  
  
  書誌データ
  
  - 初版刊行日1982/11/22
 
  - 判型新書判
 
  - ページ数208ページ
 
  
  
  - 定価836円(10%税込)
 
  - ISBNコードISBN978-4-12-100674-5
 
  
  
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書評掲載案内
・週刊現代2021年9月25日号/永田和宏(細胞生物学者・歌人)
・しんぶん赤旗2021年9月5日/永田和宏(歌人・細胞生物学者)
・日本経済新聞(朝刊)2018年1月27日/永田和宏(歌人・細胞生物学者)