ホーム > 新書 > 刑吏の社会史

中公新書

刑吏の社会史

刑吏の社会史

中世ヨーロッパの庶民生活

阿部謹也 著

かつて社会にとって最も神聖な儀式であった「処刑」は、十二、三世紀を境にして、〝名誉をもたない〟刑吏の仕事に変っていった。職業としての刑吏が出現し、彼らは民衆から蔑視され、日常生活においても厳しい差別をうけた。都市の成立とツンフトの結成、それにともなう新しい人間関係の展開、その中で刑罰観はどう変化していったか。刑罰観の変遷と刑吏差別の根源を追究する中で、庶民生活の実態を明らかにし、民衆意識の深層に迫る。

書誌データ

  • 初版刊行日1978/10/23
  • 判型新書判
  • ページ数208ページ
  • 定価836円(10%税込)
  • ISBNコードISBN978-4-12-100518-2

書店の在庫を確認

オンライン書店で購入


※発売前、品切れ等で指定の購入ページに飛ばないことがあります。予めご了承ください。

SNS公式アカウント情報

   
 

書評掲載案内

・夕刊フジ2021年12月21日/矢吹博志


関連書籍

web中公新書