日蓮「闘う仏教者」の実像
松尾剛次 著
地震や疫病、蒙古襲来など、激動の鎌倉時代を生きた日蓮。天台宗ほか諸宗を学び、三二歳で日蓮宗を開いて法華経の信仰を説いた。鎌倉を本拠に辻説法で他宗を攻撃して圧迫を受け、建白書『立正安国論』の筆禍で伊豆に、のちには佐渡に配流された。死をも恐れぬ「闘う仏教者」のイメージがある一方、民衆の苦しみに寄り添う姿も垣間見られる日蓮。自筆の書簡、数多くの著作をはじめ、史料を博捜して、その思想と人物像に迫る。
書誌データ
- 初版刊行日2023/11/20
- 判型新書判
- ページ数224ページ
- 定価924円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102779-5
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・日本歴史2024年4月号
・世界日報2024年3月16日/高嶋久
・仏教タイムス2024年2月22日・29日合併号
・読売新聞(朝刊)2024年2月18日
・山形新聞2024年1月24日/富塚正輝(エッセイスト)
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