日本人にとって聖なるものとは何か神と自然の古代学
上野誠 著
一神教とは異なり、日本人にとって神は絶対的な存在ではない。山岳や森林をはじめ、あらゆる事物が今なお崇拝の対象となり得る。遠くさかのぼれば、『古事記』に登場する神々は、恋をするばかりか嫉妬もし、時に寂しがり、罪さえも犯す。独特の宗教観や自然観はどう形成され、現代にまで影響を及ぼしているか。「カムナビ」「ミモロ」などのキーワードを手がかりに記紀万葉の世界に分け入り、古代の人びとの心性に迫る。
書誌データ
- 初版刊行日2015/1/25
- 判型新書判
- ページ数264ページ
- 定価968円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102302-5
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書評掲載案内
・産経新聞(朝刊)2023年10月22日/小島ゆかり(歌人)
・SINRA2015年5月号
・読売新聞(朝刊)2015年3月29日/若松英輔(批評家)
・文藝春秋2015年4月号
・週刊新潮2015年3月12日号/渡邊十絲子(詩人)
・公明新聞2015年2月23日
・週刊東洋経済2015年2月21日号
・日本経済新聞(朝刊)2015年2月15日/著者インタビュー
・夕刊フジ2015年2月3日
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