ホーム > 検索結果
全10812件中 4425~4440件表示
桐野夏生 著
美しい妻は絶対的な存在。楚々とした義妹は代表作の原点。そして義息の若い嫁は、新たな刺激を与えてくれる……。大作家をとりまく魅惑的な三人の女たち。嫉妬と葛藤が渦巻くなか、翻弄される男の目に映っているものは――。文豪「谷崎潤一郎」を題材に、桐野夏生が織りなす物語世界から炙り出される人間たちの「業」と「欲」。<解説>千葉俊二
2020/06/24 刊行
疾風怒濤篇
富樫倫太郎 著
〈人気沸騰シリーズ、いよいよ完結!〉極悪人となる星の下に生まれ、名君を目指した男の型破りな生涯権現山での敗走、山内上杉氏の内紛、身近な者との別れ……相模統一に足踏みする宗瑞に、門都普からある申し出が。三浦氏との凄惨極まる決戦が、極悪人にして名君の生涯に決着をつける!
2020/06/24 刊行
新版
猪瀬直樹 著
日米開戦前夜。平均年齢三十三歳、全国各地から集められた若手エリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでも日本が開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視して無謀な戦争に突入したプロセスを描き、日本的組織の構造的欠陥を暴く。石破茂氏との対談、新版あとがきを収録。
2020/06/24 刊行
梅棹忠夫 著
「男と女の、社会的な同質化現象はさけがたい」――今や当たり前にも思えることを六十年前に民族学者の立場から徹底的に論じた梅棹忠夫。発表するや賛否両論の大反響を巻き起こした「妻無用論」「母という名のきり札」を含む慧眼の書。有賀薫氏、酒井順子氏、花田菜々子氏推薦。〈解説〉上野千鶴子【目次】まえがき女と文明アフガニスタンの女性たち タイの女性たち家庭の合理化妻無用論母という名のきり札家事整理の技術について――家事整理学原論Ⅰ すてるモノとすてられないモノ――家事整理学原論Ⅱあたらしい存在理由をもとめて女と新文明情報産業社会と女性『女と文明』――追記解説 「妻無用論」から半世紀をへて 上野千鶴子
2020/06/24 刊行
田辺聖子 著
昭和初年に斎藤茂吉らが選んだ「万葉百首」に加え、著者の愛する50首を取り上げ、作家ならではのまなざしで千年かわらぬ人々の心について綴るエッセイ集。初単行本化。
2020/06/23 刊行
アジア開発銀行総裁日記
中尾武彦 著
21世紀は本当に「アジアの世紀」となるか。円高、円安に揺れた財務官時代から、アジアインフラ投資銀行(AIIB)出現への対応、革新的な資金拡充策に取り組んだADB総裁時代へ。世界経済のなかのアジアを見据える。
2020/06/23 刊行
ナチスと例外状況の政治学
蔭山宏 著
M・ウェーバー以後、最大の政治思想家か、それとも批判すべきナチのイデオローグか――。毀誉褒貶相半ばするドイツの政治学者カール・シュミット(一八八八~一九八五)。ワイマール期の『政治神学』から転換点となったホッブズ論、第二次大戦後の『大地のノモス』まで、主要著作を読み解きつつ、七〇年に及ぶ思索の変遷を辿る。ワイマール思想史研究の第一人者が〝尊敬すべき敵〟の思想と理論を精緻に解読した入門書。
2020/06/23 刊行
正しさの創造、美しさの発見
加藤文元 著
数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。数学の「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した稀有の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!
2020/06/23 刊行
千年の興亡と皇帝たち
中谷功治 著
アジアとヨーロッパをつなぐ首都コンスタンティノープルを中心に、千年以上にわたる歴史を刻んだビザンツ帝国。ローマ帝国の継承国家として地中海に覇を唱えた4世紀頃から、イスラム勢力や十字軍に翻弄される時期を経て、近代の到来目前の1453年に力尽きた。賢帝や愚帝がめまぐるしく登場し、過酷な政争や熾烈な外交および戦争を展開する一方、多様な文化が花開いた。波瀾万丈の軌跡をたどり、この帝国の内実を描き出す。
2020/06/23 刊行
アジア開発銀行総裁日記
中尾武彦 著
21世紀は本当に「アジアの世紀」となるか。円高、円安に揺れた財務官時代から、アジアインフラ投資銀行(AIIB)出現への対応、革新的な資金拡充策に取り組んだADB総裁時代へ。世界経済のなかのアジアを見据える。
2020/06/23 刊行
泉麻人 著
あのテレビ番組にお祭りの屋台、ほしかった玩具、胸躍らせたプロ野球、町並み、音楽、車、バブル。そして友達、初恋の人……。二度目の東京オリンピックを迎える、60年生きてきた定年世代の男達にあの日々が帰ってくる!? 過去の出来事・思い出と現実が交錯する、全7編収録の心にじわっと染み入る小説集。登場人物の中に、きっとあなたもいるはずです。【収録作品】アイドルを探せ/バス運転士/バブルの頃/テレビ男/聖火/ステイン・アライブ/夏の迷い子
2020/06/23 刊行
城塞燃ゆ
横山信義 著
「大和」「武蔵」「信濃」出撃――。機動部隊の奇策により、ラバウルに迫った米艦隊に大打撃を与え撃退することに成功した連合艦隊は、戦力を整えるための時間を稼ぎ出した。「信濃」「陸奥」の二空母を戦列に加え、新型戦闘機「陣風」を配備するが、これだけで次なる決戦に抗し得るものか。日本の完全屈服を目指す米国は、首相となった山本五十六の講和の申し出をも一蹴、かつてない大兵力をもって攻勢作戦を発動した。狙われるのはフィリピンか、マリアナか。どちらを喪っても日本の命運は尽きるのである。果たしてこれが最後の戦いになるのか? 山本悲願の日米講和は成るのか? シリーズ最終巻。
2020/06/22 刊行
私たちの心の奥に潜むもの
小松和彦 著
古来、日本人は実在した人物を、死後、神として祀り上げることがあった。空海、安倍晴明、平将門、崇徳院、後醍醐天皇、徳川家康、西郷隆盛、そして名もなき庶民たち――。もちろん、誰でも神になれるわけではない。そこには、特別な「理由」が、また残された人びとが伝える「物語」が必要となる。死後の怨霊が祟るかもしれない、生前の偉業を後世に伝えたい――。11人の「神になった日本人」に託された思いを探りながら、日本人の奥底に流れる精神を?みだすとしよう。
2020/06/12 刊行
中世ヨーロッパ最後の戦い
佐藤猛 著
フランスを主戦場として英仏王家が攻防を繰り広げた百年戦争(一三三七~一四五三)。イングランドの大陸領をめぐる積年の対立に、フランス王位継承権争いが絡んで勃発した。当初イングランドが優勢だったが、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放後、フランスが巻き返して勝利する。戦乱を経て、英仏双方で国民意識はどのように生まれたか。ヨーロッパ中世に終止符を打った戦争の全貌を描き、その歴史的意義を解明する。
2020/06/12 刊行
近代と格闘した思想家
野口雅弘 著
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『仕事としての政治』などで知られるマックス・ウェーバー(一八六四?一九二〇)。合理性や官僚制というキーワードを元に、資本主義の発展や近代社会の特質を明らかにした。彼は政治学、経済学、社会学にとどまらず活躍し、幅広い学問分野に多大な影響を及ぼした。本書は、56年の生涯を辿りつつ、その思想を解説する。日本の知識人に与えたインパクトについても論じた入門書。
2020/06/12 刊行