近代日本の対中国感情なぜ民衆は嫌悪していったか
金山泰志 著
明治維新後、欧米をモデルに近代化した日本。他方で中国はその停滞から一転し蔑視の対象となった。日清・日露戦争、満洲事変、日中戦争と経るなか、それは敵愾心から侮蔑、嘲笑へと変わっていく。本書は、明治から昭和戦前まで民衆の対中感情を追う。世論調査がない時代、民衆が愛読した少年雑誌に着目。赤裸々な図版から、古代中国への変わらぬ思慕とは対照的に、同時代中国への露骨な差別意識、感情を描く。図版百点収載。
書誌データ
- 初版刊行日2025/2/21
- 判型新書判
- ページ数232ページ
- 定価946円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102842-6
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書評掲載案内
・毎日新聞(朝刊)2025年4月16日
・週刊エコノミスト2025年4月7日/近藤伸二評
・図書新聞2025年4月5日
・朝日新聞(朝刊)2025年3月15日/佐藤雄基(立教大学教授)