帝国図書館―近代日本の「知」の物語
長尾宗典 著
近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく政府によって帝国図書館が設立された。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的な予算不足で書庫も閲覧室も狭く、資料は溢れ、利用者は行列をなした。関東大震災では被災者の受け入れに奮闘。戦時には所蔵資料の疎開に苦しんだ。本書は、その前身の書籍館から一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。
書誌データ
- 初版刊行日2023/4/20
- 判型新書判
- ページ数304ページ
- 定価1012円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102749-8
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書評掲載案内
・読売新聞(朝刊)2023年7月23日/牧野邦昭(経済学者・慶応大学教授)
・朝日新聞(朝刊)2023年7月15日/保阪正康(ノンフィクション作家)
・図書新聞2023年7月1日
・沖縄タイムス2023年6月24日/白坂美季(共同通信記者)
・日本経済新聞(朝刊)2023年6月10日/佐藤卓己(京都大学教授)
・毎日新聞(朝刊)2023年5月27日/加藤陽子(東大教授・日本近代史)
・産経新聞(朝刊)2023年4月30日