東京復興ならず文化首都構想の挫折と戦後日本
吉見俊哉 著
空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会のたびに、破壊と大規模開発を繰り返し巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった......。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構想しなおす。
書誌データ
- 初版刊行日2021/6/22
- 判型新書判
- ページ数312ページ
- 定価1056円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102649-1
書店の在庫を確認
SNS公式アカウント情報
書評掲載案内
・朝日新聞(夕刊)2021年10月27日
・東京人2021年11月号
・産経新聞2021年8月29日
・夕刊フジ2021年8月27日
・週刊東洋経済2021年8月7日・14日号
・読売新聞(朝刊)2021年8月1日/木内昇(作家)