藤原仲麻呂古代王権を動かした異能の政治家
仁藤敦史 著
古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。息子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。
書誌データ
- 初版刊行日2021/6/22
- 判型新書判
- ページ数272ページ
- 定価946円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102648-4
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書評掲載案内
・朝日新聞(朝刊)2021年10月2日/宮代栄一(朝日新聞社編集委員)
・日本歴史2021年10月号
・毎日新聞(朝刊)2021年9月18日
・奈良新聞2021年9月12日
・週刊エコノミスト2021年9月7日号/今谷明(国際日本文化研究センター名誉教授)
・日本経済新聞(朝刊)2021年8月21日
・日本経済新聞(朝刊)2021年7月24日
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