幣原喜重郎国際協調の外政家から占領期の首相へ
熊本史雄 著
戦前に外相を4度務め、経済重視の国際協調を主導、戦後は占領下、首相として日本国憲法制定に尽力した幣原喜重郎。外交官の中枢を歩み、欧米との関係を重視した「幣原外交」は、軟弱と批判されながらも中国への不干渉を貫き、政党政治を支えた。満洲事変後の軍部台頭に引退を余儀なくされるが敗戦後、昭和天皇に請われ復活。民主化や憲法9条の成立に深く関与する。激動の昭和期、平和を希求し続けた政治家の実像に迫る。
書誌データ
- 初版刊行日2021/4/20
- 判型新書判
- ページ数288ページ
- 定価968円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102638-5
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・神奈川新聞2021年6月27日ほか
・ウェッジ2021年6月号
・週刊ポスト2021年5月28日号
・週刊エコノミスト2021年5月25日号/井上寿一(学習院大学教授)