物語 東ドイツの歴史分断国家の挑戦と挫折
河合信晴 著
ドイツは第二次世界大戦の敗北後、東西に分裂する。ソ連の影響下、社会主義国として四〇年にわたり存在したのが東ドイツである。東西統一後、東ドイツは、非人道的な独裁政治やシュタージといった秘密警察の監視など、負の側面ばかり強調されてきた。本書は、ベルリンの壁崩壊後に明らかになった史料から、楽観的で無責任な指導部、豊かさを求めて声を上げる民衆など、壁の向こうの実験国家の実態と全貌を描く。
書誌データ
- 初版刊行日2020/10/21
- 判型新書判
- ページ数304ページ
- 定価990円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102615-6
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・週刊エコノミスト2020年12月22日号
・図書新聞2020年12月5日号