ヒトラーの脱走兵裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー
對馬達雄 著
ナチス・ドイツ国防軍の脱走兵は、捕らえられて死刑判決を受けた者だけでも3万人以上と、英米に比べて際だって多い。その多くは戦闘中の逃亡ではない。民族殲滅に加担したくないという、生命をかけた抵抗であった。戦後、生き延びた脱走兵たちは久しく卑怯者と罵られ、存在までも否定されつづけるが、ついに軍法会議の不当な実態を暴き、名誉回復をなし遂げる。最後の脱走兵の生涯を通じて、人間の勇気と尊厳を見つめる。
書誌データ
- 初版刊行日2020/9/23
- 判型新書判
- ページ数296ページ
- 定価968円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102610-1
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・秋田魁新報2021年1月1日
・北海道新聞2020年12月27日/吉岡忍(ノンフィクション作家)
・サンデー毎日2020年12月20日号
・週刊エコノミスト2020年11月10日号
・週刊東洋経済2020年11月7日号
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