古代日中関係史倭の五王から遣唐使以降まで
河上麻由子 著
607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王の時代から、5回の遣隋使、15回の遣唐使、さらには派遣後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を実証的に、「常識」に疑問を呈しながら描く。
書誌データ
- 初版刊行日2019/3/19
- 判型新書判
- ページ数296ページ
- 定価968円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102533-3
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・日本歴史2019年9月号
・読売新聞(朝刊)2019年7月10日/著者インタビュー
・週刊読書人2019年5月24日号/岡田充(共同通信客員論説委員)
・日本経済新聞(朝刊)2019年4月6日
・夕刊フジ2019年4月3日