倭の五王王位継承と五世紀の東アジア
河内春人 著
倭の五王とは、中国史書『宋書』倭国伝に記された讃・珍・済・興・武を言う。邪馬台国による交信が途絶えてから150年を経て、5世紀に中国へ使者を派遣した王たちである。当時、朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が争い、倭もその渦中にあった。本書は、中国への〝接近〟の意図や状況、倭国内の不安定な王権や文化レベル、『古事記』『日本書紀』における天皇との関係などを中国史書から解読。5世紀の倭や東アジアの実態を描く。古代歴史文化賞優秀作品賞受賞
書誌データ
- 初版刊行日2018/1/22
- 判型新書判
- ページ数264ページ
- 定価1100円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102470-1
書店の在庫を確認
SNS公式アカウント情報
書評掲載案内
・週刊東洋経済2019年9月14日号
・週刊読書人2018年12月21日号/木本好信(龍谷大学特任教授)
・日本経済新聞(朝刊)2018年3月3日
・週刊エコノミスト2018年2月27日号/今谷明(帝京大学特任教授)
・朝日新聞(朝刊)2018年2月18日
・読売新聞(朝刊)2018年2月18日/加藤徹(中国文化学者・明治大学教授)