ホーム > 中公新書 > シュメル―人類最古の文明
小林登志子 著
五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハンコ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類最古の文明にして現代社会の礎を築いた彼らの知られざる素顔とは――。多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。