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金両基 著
五千年の歴史と文化が彩る韓半島には、中国・韓国(朝鮮)・日本など、東アジア諸国の歴史が孕むダイナミズムのなかに、韓民族の諸王朝が興亡する。鴨緑江のかなたを原郷とする扶餘族が、韓半島を南下し諸小国平定を進める建国神話に、民族の歴史形成の背景を読み、また周辺諸国との戦いのなかに、民族のアイデンティティ形成の過程を追う。本書は、檀君朝鮮の建国から一九四八年の南北分断までを「父が子に語る韓国史」として描く。