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瀬田貞二 著
子どもと子どもの本の世界を愛しつつ逝った著者の真骨頂を伝える連続講話。東西のなぞなぞ、わらべ唄、民話についての造詣を自在に語り、確かな目で選ばれた詩や物語を朗読し鑑賞するなかで、幼い子どもの心を深くゆさぶり、そして大人の読者も惹きつけずにはおかない、本当の幼年文学の姿がありありと浮かびあがる。楽しい作品、数々の優れた翻訳によって日本の児童文学を豊かにした著者ならではの道案内。