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参謀長の回想
草鹿龍之介 著
航空戦の時代を予見、参謀長として真珠湾、ミッドウェー、南太平洋海戦、あ号作戦を指導、艦橋内の確執を入り混ぜ奮戦と壊滅の真相を描く。〈解説〉戸髙一成
2021/11/19 刊行

杉本苑子 著
修善寺で討たれた鎌倉幕府二代将軍・源頼家の子として生まれた姫・鞠子。人里離れた竹ノ御所で母とともに慎ましくも安らかに暮らし、人がみとれるほどに匂やかで、涼やかな声の持ち主へと成長していく。異母兄弟は政争に巻き込まれ、儚い命を散らすなか、鞠子は女であるがゆえに難を逃れたと思われた。しかし、尼御台政子から書状が届き、北条氏らが繰り広げる非情な権力抗争の波に弄ばされる。悲運の姫の数奇な運命を描く歴史長篇。〈解説〉末國善己
2021/11/19 刊行

西村京太郎 著
〈えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン〉の泊駅で、普通列車に乗っていた男が青酸カリにより中毒死した。被害者は元警視庁刑事・新井で、車内では乗客に飲み物を配っていた女がいたという。新井は、5年前に起きた副総理暗殺事件の捜査方針に不満を持ち1年前に退職し、事件現場のホテルで当時清掃員をしていた富永という男を追っていたようだ。しかし、富永は新井が殺害された翌日に姿を消していた。日本海を臨む鉄道車内殺害された元刑事。十津川警部が同僚へ捧げる執念の推理は!?
2021/11/19 刊行

伊藤比呂美 著
男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。もんもんと考え、るると書く。カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、そして……日本に帰ろう。「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――女のための戦記『閉経記』から五年。書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。
2021/11/19 刊行

池波正太郎 著
ほんとうにうまい大根は、「ほんとうに、うまいねえ」 むかし、三井老人が、よくいっていたものだ。(本文より)四季折々の味を慈しみ、土地土地の食を堪能する、たべものエッセイの神髄。幼き日の海苔弁当の思い出から時代劇の食べもの、卵のスケッチ、そして大根の滋味に目覚めるまで。あるいは東京下町から奥多摩、仙台、湯布院、さらにフランス、スペイン、インドネシアまで――。古今東西の味と人をめぐるおいしい話の数々を、時代小説の大家にして食エッセイの達人が味わい深く描く。〈巻末対談〉荻昌弘×池波正太郎「すきやき」
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新
2021/11/19 刊行

西條奈加 著
堂島で紙油問屋を営んでいた上田秋成は大火によって焼け出され、幼馴染の雨月が結ぶ香具波志庵に転がりこんだ。がさつだが情に篤い秋成と、死者や妖しと交流する力を持つ雨月。二人は言葉を話す兎「遊戯」との出会いをきっかけに、不可思議な出来事の数々に巻き込まれることに――。掛け軸から飛び出す金鯉、哀しい恋物語に、罪の果てに鬼になった男まで。二人と一匹がたどり着く、優しく切ない真実とは。直木賞作家が江戸怪奇譚の傑作『雨月物語』を大胆に解釈した、切なく幻想的な連作短編集。
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋のライバルが、人類だとは限らない。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋の教授、サボテン好きの後輩男子たちと研究に没頭する本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――藤丸青年の求愛行動から真理の探究まで、すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす植物学会賞特別賞受賞作。〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上・下)」〈解説〉伊与原新
2021/11/19 刊行

立川談志 著
売れっ子の矜持と迷いが交差する吉行淳之介との対話。兄貴と慕った色川武大との至福に満ちたスリリングな芸談。盟友・石原慎太郎との思い出語りに、ふとこぼれる弱音まで。三十代から晩年まで、人生を駆け抜けた天才落語家が言葉を尽くして語り合った六人の作家たちとの対談、エッセイを収録する。文庫オリジナル。目次吉行淳之介対談 落語見る馬鹿聞かぬ馬鹿対談 大きくなったらリッパな人になります色川武大対談 一芸に賭ける芸人たち対談 まず自分が一人抜きん出ることだよ立川談志さん 阿佐田哲也『怪しい交遊録』解説 立川談志『色川武大 阿佐田哲也全集14』解題 立川談志色川武大 立川談志結城昌治結城昌治との想い出 立川談志景山民夫噺家は世上のアラで飯を喰い 景山民夫景山民夫 立川談志伊集院静対談 小説家はアブナい対談 カネが仇の世の中、か!?石原慎太郎対談 歳月を経て猶も定めず対談「平和の毒」にやられたまんま……このままじゃ死んでも死にきれねえ対談 自殺を考えたこともある……死を追うな、生き抜いて人生を全うしろさらば立川談志、心の友よ いつかまた、どこかで会えるんだろう 石原慎太郎立川談志 略年譜巻末インタビュー父・立川談志と作家たち 没後十年に寄せて 松岡慎太郎
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋のライバルが、人類だとは限らない!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。愛おしい変わり者たちと、地道な研究に人生のすべてを捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上)」
2021/11/19 刊行

オーウェル評論選
ジョージ・オーウェル 著/照屋佳男 訳
いま改めアクチュアリティが増しているオーウェルの思考。世界に全体主義の動きが現れつつある現在、「知的誠実」をなにより重んじ、精神の自由に最大限の価値を置いたオーウェルに学ぶところは大きい。世界が陥っている政治的窮境に一条の光を投ずる論考を精選し、新訳で送る。
2021/11/18 刊行

堀文子/中島良成 著
私の最後は上り坂で終わりたいーー。100歳で没するまで絵筆を執り続けた堀文子。30年に亘り画業を支えた著者が、遺された言葉と共にその魅力を描く。黒柳徹子氏インタビューも収録。
2021/11/18 刊行

篠川賢 著
古墳時代から飛鳥時代にかけて地方行政のトップにあったのが、有力豪族が任命された国造である。だが、その実態は謎も多い。本書は、稲荷山鉄剣銘に刻まれた「ヲワケ」の名や、筑紫の磐井など国造と関連する豪族、記紀の記述を紹介しながら、国造制とは、いつ施行されたどのような制度で、誰が任命され、いつ廃止されたのかまでを描き出す。さらに奈良時代以降に残った国造がどのような存在であったのかなどを解説する。
2021/11/18 刊行

道徳と政治の1400年
勝又基 著
孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的徳目だ。律令で孝行者の表彰が定められ、七一四年に最古の例が見られる。以来、孝子は為政者から顕彰され、人々の尊敬を集めた。特に江戸時代は表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。明治に入り教育の中心に据えられるが、戦後、軍国主義に結びついたとして否定された。それは常に支配者の押しつけだったか。豊富な資料で「孝」を辿り、日本人の家族観や道徳観に迫る。
2021/11/18 刊行

高尾賢一郎 著
1744年にアラビア半島に誕生したサウジアラビア。王政国家、宗教権威国、産油国の貌を持つキメラのような存在だ。王室内の権力闘争や過激主義勢力との抗争、石油マネーをめぐる利権により、内実はヴェールに包まれている。中東の新興国はいかにして「イスラーム世界の盟主」に上りつめたのか。宗教・経済・女性問題は克服できるか。イスラームの国家観と西洋近代の価値観の狭間で変革に向かう、大国の実像を描き出す。
2021/11/18 刊行