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長野まゆみ 編
三島由紀夫、横溝正史、塚本邦雄……編者が10代で出会った耽美作品から、小説、随筆、詩歌を精選。美と幻想の世界へ誘う26作。全作に編者コメント付き。
2022/02/22 刊行

真心は捧げられた死と香る
喜多喜久 著
特殊清掃員を続けながら風間の助手として「死香」の謎を探る潤平は、将来について悩んでいた。一方、風間も「潤平を研究の材料だと考えている」と姉から指摘される。これ以上、一緒にいていいのか? 初めてすれ違う二人は、互いに今後の関係を考えはじめ……。人気シリーズ第五弾!
2022/02/22 刊行

吉田修一 著
音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?
2022/02/22 刊行

新版
宇能鴻一郎 著
芥川賞作家にして、官能小説の巨匠。唯一無二の作家・宇能鴻一郎が、日本各地の美味・珍味を堪能しつつ列島を縦断。喰いつき、口にふくみ、汁をすすり、飲み下す……食も官能も生命力の源。貪婪な食欲と精緻な舌で味わいつくす、滋味豊かな味覚風土記。新たにエッセイ「男の中の男は料理が上手」を収録。〈巻末対談〉近藤サト・宇能鴻一郎
2022/02/22 刊行

尾崎一雄 著/荻原魚雷 編
放蕩と極貧生活を送った元破滅型文学青年。歳を重ねてからは、草木を愛で散歩を趣味とし、寒くなれば冬眠する。人はいつ死ぬかわからない、だからこそ生きているだけで面白い――生死の境を彷徨い「生存五ケ年計画」を経て辿り着いたこの境地。「暢気眼鏡」の作家が“閑な老人”になるまでを綴った、文庫オリジナル作品集。〈編集・解説〉荻原魚雷目次Ⅰ五年祖父退職の願い約束狸の説片づけごと苔閑な老人歩きたい上高地行Ⅱ相変らず厭世・楽天古本回顧談気の弱さ、強さ文学と家庭の幸福運ということ老後の問題核兵器――素人の心配明治は遠く――わが家の男女同権戦友上林暁生きる
2022/02/22 刊行

オッドアイ
渡辺裕之 著
特戦群時代の親友・田村がスリランカで行方不明!? 朝倉は幸恵との結婚式を急遽中断し、スリランカへ向かう。田村は同日起こった爆弾テロ事件に巻き込まれたものと見られていたが、スリランカ人の情報将校と共に拉致された可能性が浮上する。テロと拉致。二つの事件は偶然か、それとも――。自衛隊出身の捜査官が活躍する、人気シリーズ第七弾!
2022/02/22 刊行

愛人、母親、戦士にしてスパイ
ベン・マッキンタイアー 著/小林朋則 訳
上海でゾルゲにスカウトされソ連側工作員となったドイツ人女性が、二十年にわたり各国で暗躍。「普通の主婦」を隠れ蓑に、英米の原爆開発計画をモスクワに伝えた凄腕の半生とは。
2022/02/21 刊行

自然と人間の調和
日本科学協会 編/酒井邦嘉 監修
芸術は古くから、基礎科学と応用科学の両方と深く結びついている。ピタゴラス、ダ・ヴィンチ、ケプラーといった科学者による新発見は、音楽や絵画における美意識と渾然一体となっていた。改めて「科学と芸術」のクロスオーバーに注目し、探究する14の視座。
2022/02/21 刊行

ヒマラヤ大聖者 相川圭子自伝
相川圭子 著
好奇心旺盛だった子ども時代、ヨガに出会った学生時代、世界中での修行を経て、「ヨガの母(ヨグマタ)」と呼ばれるまで。ヒマラヤ大聖者の足跡をたどる、初の自伝。
2022/02/21 刊行

諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで
中島隆博 著
春秋戦国時代に現れた孔子や老子ら諸子百家に始まり、朱子学と陽明学に結実したのち、西洋近代と対峙するなかで現代の儒教復興に至る中国哲学。群雄割拠から統一帝国へ、仏教伝来、キリスト教宣教、そして革命とナショナリズム。社会変動期に紡がれた思想は中国社会の根幹を形づくった。本書は中国3000年の叡智を丹念に読み解き、西洋を含めた世界史の視座から、より深い理解へと読者をいざなう。新しい哲学史への招待。
2022/02/21 刊行

古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」
篠田謙一 著
古人骨に残されたDNAを解読し、ゲノム(遺伝情報)を手がかりに人類の足跡を辿る古代DNA研究。近年、分析技術の向上によって飛躍的に進展を遂げている。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか。旧人であるネアンデルタール人やデニソワ人との血のつながりはあるのか。アジア集団の遺伝的多様性の理由とは――。人類学の第一人者が、最新の研究成果から起源の謎を解き明かす。
2022/02/21 刊行

日本語と比べて学ぶ14講
澤井康佑 著
「習うより慣れろ!」中学時代、丸暗記でテストを切り抜けた人も多いでしょう。しかし、大人になった今だからこそ、中学英語を学び直すと、英語の理屈が筋道立って見えてきます。「日本語と違って同じ単語が動詞にも名詞にもなる」「副詞は動詞の前に置くか後ろに置くか」……文の構造、修飾語や受動態などの大事なポイントを、日本語と比較しながら、理想的な順番で解説していきます。今度こそ無理なくマスターしましょう!
2022/02/21 刊行

宇宙最大の謎はどこまで解明されたか
二間瀬敏史 著
ブラックホールとは、重力がきわめて強く光すら脱出できない天体だ。原理は18世紀には考え出されたが、長く存在証明は困難だった。本書は前半で、存在が確認されるまでの歴史をたどりながら基礎をわかりやすく解説。後半では、最先端の物理学からブラックホールの内側に迫る。「別の宇宙」と、そこへの抜け道である「ワームホール」、さらには熱力学との関係など、さまざまな謎を解き明かす。面白く不思議な、最新の宇宙論。
2022/02/21 刊行

着上陸侵攻
大石英司 著
台湾西岸に上陸した人民解放軍2万人を殲滅した台湾軍に、軍神・雷炎擁する部隊が奇襲を仕掛ける――邦人退避任務に〈サイレント・コア〉原田小隊も出動し、ついに司馬光がバヨネットを握る!
2022/02/21 刊行

中部ソロモン攻防
横山信義 著
欧州で始まった戦争は日本やアメリカの参戦を誘い、ついに昭和一五年七月、日米の戦争が開始されてしまう。苦闘の末に米太平洋艦隊を撃破した連合艦隊は西太平洋を制圧、ニューギニア、ラバウルへと前進。海上戦力の激減した米軍は航空兵力を集中しこれに対抗する。連合艦隊は新型航空機を投入、飛行場攻撃と並行して補給線を脅かす作戦を用い、戦線は膠着状態となった。だが、艦隊の再建を急いだ米艦隊は、反撃の準備をも進めていた。最初の攻撃目標はラバウルか、ニューギニアか。山本五十六は新鋭戦艦「大和」「武蔵」を以て米戦艦部隊を迎え撃つことを決断した。
2022/02/21 刊行