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坂岡真 著
妊婦が大八車に轢かれたという凶事を耳にした長尾勘兵衛。駆けつけた先で、自分に顔も姿も瓜ふたつの同心、占部と知り合う。瓜を買い占め、卸値を吊り上げている悪党どもがいると憤慨し「かならずや証拠をあげてみせる」と息巻く占部を、勘兵衛は応援したくなるが……。この世は理不尽だが“うぽっぽ”がいる! 傑作捕物帳シリーズ第六弾。
2023/12/21 刊行
島本理生 著
母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。
2023/12/21 刊行
中野孝次 著
江戸初期、書、陶芸、茶の湯など多方面で活躍した数寄者・本阿弥光悦とは――。光甫の「行状記」を筆記した孫娘が語る、光悦と家業の刀の鑑定、そして一族の風流で清貧な生活と美の世界。著者の代表作『清貧の思想』の先駆けとなった長篇小説。〈解説〉川村 湊【目次】巻一 鷹ヶ峰返上のこと巻二 妙秀がこと 巻三 光悦がこと 巻四 刀の目利きのこと 巻五 紹益殿の訪れのこと〈解説〉川村 湊
2023/12/21 刊行
佐藤春夫 編著
僕の門下生からこんな面白いものをかく人が出るかと思うと先生は顔色なし。――新刊の感想から、門下生の作品添削、雑誌への売り込みまで。漱石の書簡に現れる同時代文学評を、佐藤春夫が編年でまとめ、解説を付し、「書簡中に見る諸家作品選集」を編集する。〈巻末付録〉エッセイ=内田百閒/漱石宛て書簡=芥川龍之介・久米正雄
2023/12/21 刊行
星野智幸 著
夏川秋代は、夫を亡くして公団住宅にひとり暮らし。ある日、「(長女の巴と)家族になろうとしている」と語る若い男が突然やって来た。戸惑う秋代をよそに家に上がり込む謎めいた男。彼は本当に娘の婚約者なのか、それとも新手の詐欺なのか――。 秋代には実は、長女だけでなく、二人の息子にも男の来訪について相談できない理由があった。アメリカで未婚のまま娘を産んだ長女、男らしさの抑圧に悩み在日韓国人のパートナーとうまくいかない長男、借金を重ねて妻子に出て行かれた次男……こじれた家族の関係は修復できるのか。 現代文学の最前線を走る作家が、家族のあり方や人々のつながり方を問う渾身の長編。〈解説〉大前粟生
2023/12/21 刊行
馳星周 著
謀略に次ぐ謀略!有力皇族の誅殺、忍び寄る疫病の影――。藤原家の四子がこの国にもたらしたのは、栄光か、破滅か?直木賞作家にしてノワール小説の旗手が、古代史上最大の闇に迫る衝撃作。藤原武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四兄弟は、父・不比等の意志を受け継ぎ、この国を掌中に収めるため力を合わせる。だが政の中枢には、不比等が唯一畏れた男、長屋王が君臨していた。皇族と藤原家。それぞれの野心がぶつかり合い、謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる――。〈解説〉木本好信(元龍谷大学教授、奈良時代政治史)
2023/12/21 刊行
倉橋由美子 著/桜庭一樹 編
一九六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」他初期作品、「移転」他文庫初収録の後期幻想作品、人気を博した「残酷童話」シリーズ、エッセイまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶〈解説〉小平麻衣子
2023/12/21 刊行
人が一線を越えるとき
角幡唯介 著
「なぜ本書が、(中略)かような一大傑作論考として結実したのかといえば、それは結婚が全部悪いのである。」(あとがきより)「どうして結婚したんですか?」この、デリカシーに欠けた、無配慮で苛立たしい“愚問”がもたらしたのは、人はなぜ冒険するのかという「最大の実存上の謎」への偉大な洞察だった!人生の下り坂に入ったと自覚する著者が、探検家としての思考の遍歴を網羅した傑作エッセイがついに文庫化。〈解説〉仲野徹(生命科学者)目次序 章 結婚の理由を問うのはなぜ愚問なのか第一章 テクノロジーと世界疎外――関わること その一第二章 知るとは何か――関わること その二第三章 本質的な存在であること(二〇一九年冬の報告)――関わること その三第四章 漂泊という〈思いつき〉――事態について その一第五章 人はなぜ山に登るのか――事態について その二終 章 人生の固有度と自由
2023/12/21 刊行
モネ、ルノワール、セザンヌ
ベネディクト・ル・ロアレ 文/クレモン・ドゥヴォー 絵/古川萌 監修/松枝恒典 訳
世界で最も知られた天才画家の一生を語る絵本。モリゾ、ピサロ、シスレー、ドガなど、印象派の中心人物を紹介。彼らは、自然の光を求めて、戸外で描きました。小学生低学年から。
2023/12/20 刊行
サラ・バルテール 文/クレール・ド・ガストルド 絵/古川萌 監修/松枝恒典 訳
世界で最も知られた天才芸術家の一生を語る絵本。彼の奇想天外な作品はどのように生まれたのでしょう。《サグラダ・ファミリア》《グエル公園》などの作品説明も充実。小学生低学年から。
2023/12/20 刊行
日本に愛された画家
原田裕規 著
誰よりも海を愛し、海に愛された画家、クリスチャン・リース・ラッセン。90年代、日本で巻き起こった絵画ブームを牽引したラッセンの作品は、当時の日本人にとって「アート」の代名詞として、ピカソやゴッホと並ぶほどに大きな知名度を獲得した。日本デビューから30年強、その受容のかたちを変えながら、一貫して日本に愛されてきたラッセンはその知名度に反して、彼の本質は意外なほどに知られていない。「サーファー画家」というイメージの形成、イルカとクジラという題材、絵画とアクアリウムという方法、日本における受容のされ方……。彼の人生の歩みを辿りながら、作家としての本質、そしてラッセンを愛した日本とは何だったのかを解き明かす決定的評伝。
2023/12/20 刊行
老舗を再生させたブランディング戦略
佐藤章 著
年間20億円でヒットといわれるスナック市場において40億円の売り上げを叩きだした「湖池屋プライドポテト」。国産じゃがいもをはじめとする素材、安売り競争下での高価格設定、自立式のパッケージデザインなど、あらゆる面で革新的な「プライドポテト」を起爆剤に、次々とヒット商品を生み出す「新生・湖池屋」、その舞台裏では何が起きているか。商品開発・マーケティングの世界でヒットメーカーとして知られる佐藤章が湖池屋社長に就いて最初に取り組んだのは創業者の精神に立ち返り、日本におけるポテトチップスのパイオニアとしての誇りを取り戻すことだった。老舗のブランディング戦略はいかに磨かれ、実践されてきたか。新生・湖池屋の軌跡をたどりながら、独自のマーケット論、経営戦略を説く。
2023/12/20 刊行
ベトナム戦争からソ連崩壊まで
青野利彦 著
キューバ・ミサイル危機後、泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタント(緊張緩和)へ向かうものの、70年代末には再び対立が深まり「新冷戦」と呼ばれた。だが、その背後では西側経済の優位と東アジア経済の躍進により、第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった。そしてソ連にゴルバチョフが登場し、冷戦は終焉を迎えるが――。戦争と対立が続く現代に、冷戦は何を遺したのか。
2023/12/20 刊行
日本経済の再生プラン
飯田泰之 著
世界の経済政策が大きく転換しつつある。これまで政府支出などの財政政策は抑制的に、金融政策はそれとは独立して行うことを常識としてきたが、昨今、その実効性が疑問視されるようになったのだ。巨額の政府債務と長期の低金利政策で財政破綻さえ囁かれる日本。この苦境をどのように打開すべきなのか。財政・金融政策の現代的な意義と機能を考察し、日本再生に必要な両政策の統合運用と高圧経済への移行を提言する。
2023/12/20 刊行
鉄砲戦の虚像と実像
金子拓 著
一五七五年、織田信長・徳川家康の連合軍と、武田勝頼率いる軍勢が激突した長篠合戦。足軽鉄砲隊の一斉射撃という信長の新戦法により、武田の誇る騎馬隊が潰滅した、画期的な戦いとして知られる。小説や映像で繰り返し描かれるこの鮮烈なイメージは、どのように形作られてきたのか。伝来する合戦図屏風ほか、様々な関連史料を検証し、虚飾に彩られた決戦の実像に迫る。最新研究をふまえて提示する、長篠合戦論の総決算。
2023/12/20 刊行