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ショーペンハウアー 著 西尾幹二 訳 鎌田康男 解説
ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。いまその哲学を再評価する時節を迎えつつある。
2004/08/10 刊行
新井白石 著 桑原武夫 訳 藤田覚 解説
福沢の『福翁自伝』とならんで日本の自伝の双璧といわれる本書は、前半の生い立ちから成長期と、中後半の実際的具体的な政治生活との、両方の面白さをもつ。読みやすい現代語訳。
2004/06/10 刊行
―女房文学から隠者文学へ
折口信夫 著 岡野弘彦 解説
中古から中世の和歌に関する表題の論のほかに、「万葉びとの生活」「万葉集のなり立ち」「万葉集研究」「叙景詩の誕生」「相聞の発達」など、古代歌謡についての独自の論を収録。
2004/03/10 刊行
―国文学の発生
折口信夫 著 岡野弘彦 解説
日本人の神としての「まれびと」の発見と、まれびとが発する「呪言」に文学の発生を見出す本論は、それまでの日本人の神観念に新しい視野をもたらし、文学史研究に新生面を開いた。
2003/07/10 刊行
ハイデガー 著 原佑/渡邊二郎 訳
ハイデガー自家用本に書き込まれた欄外注記と諸版の異同を吟味し、近年の研究成果を盛り込んだ日本語訳と懇切な訳注。巻末に新しい年譜と詳細な索引を付した決定版。全三巻完結。
2003/06/10 刊行
キルケゴール 著 桝田啓三郎 訳 柏原啓一 解説
絶望という病根にこれほど深くメスを加え、これをえぐり出した書物は他に類がない。そしてその絶望や不安から脱する道、自己回復の道をさし示した本書は、実存思想の始点となった。
2003/06/10 刊行
空海 著 福永光司 訳 松長有慶 解説
四六駢儷文を駆使し、儒・道・仏の三教の優劣を戯曲構成で論じた若き空海の出家宣言。現代語訳と原漢文のあとに詳細な注釈を付して、入唐前の空海の思想遍歴と豊かな学殖を探る。
2003/05/10 刊行
ハイデガー 著 原佑/渡邊二郎 訳
存在論は古代中世以来、ヨーロッパ哲学の根本課題であった。ハイデガーはこの伝統を新たに取り上げ直し、存在の根底を見つめ、生存の基底を直視し、実存の深みを見定めようとする。
2003/05/10 刊行
ハイデガー 著 原佑/渡邊二郎 訳 渡邊二郎 解説
現代哲学に絶大な影響を与えつづける巨人ハイデガーは、1927年に刊行された本書の斬新で犀利な問題提起によって、20世紀の哲学界に激流を巻き起こす衝撃的地点に立つことになった。
2003/04/10 刊行
―祝詞の発生
折口信夫 著 岡野弘彦 解説
古代の力ある呪言がやがて祝詞に展開していく道筋を論じた「神道に現れた民族論理」をはじめ、「大嘗祭の本義」「古代人の思考の基礎」「霊魂の話」「雪の島」「鬼の話」などを収録
2003/01/10 刊行
梅棹忠夫 著 白石隆 解説
日本の近代化は西洋化によってもたらされたものではない。日本と西欧は全く無関係に「平行進化」を遂げたのだとする本書は、従来の世界史のあらゆる理論に対する大胆な挑戦である。
2002/11/10 刊行
―祭りの発生
折口信夫 著 岡野弘彦 解説
自ら「実感による人類史学」と評したその学問は、今日その独創性ゆえに〈折口学〉と呼ばれる。ルビを付し、表記をひらがなにするなど、近寄りにくかった名著がぐんと身近になった。
2002/08/10 刊行
デカルト 著 井上庄七/森啓/野田又夫 訳 神野慧一郎 解説
デカルト道徳論のかなめは欲望の統御にあり、「高邁」の精神こそはあらゆる徳の鍵である。形而上学的次元における心身二元論と日常的次元における心身合一とをつなぐ哲学的探究。
2002/06/10 刊行
オルテガ 著 寺田和夫 訳 佐々木孝 解説
近代化の行きつく先に、必ずや「大衆人」の社会が到来することを予言したスペインの哲学者の代表作。「大衆人」の恐るべき無道徳性を鋭く分析し、人間の生の全体的建て直しを説く。
2002/02/10 刊行
プラトン 著 田中美知太郎/藤澤令夫 訳 藤澤令夫 解説
前399年ソクラテスの刑死事件からプラトンの著作活動が始まった。師を弁明するための真剣な営為、それが哲学誕生の歴史的瞬間だった。対話篇の迫力を香気ゆたかに伝える名訳。
2002/01/10 刊行