持統天皇壬申の乱の「真の勝者」
瀧浪貞子 著
後の天智天皇の子として大化改新の年に誕生した少女は、五歳のときに祖父が自害し、心痛の余り母が没するという悲劇を体験する。十三歳で叔父の大海人皇子(後の天武天皇)と結婚。有間皇子の謀反や白村江の戦いの後、二十七歳のとき、古代最大の争乱である壬申の乱を夫と共に起こし、弟・大友皇子に勝利する。その後は中央集権化に邁進し、兄弟継承だった皇位を父子継承に転換させた。古代国家を形作った女帝の実像とは。
書誌データ
- 初版刊行日2019/10/17
- 判型新書判
- ページ数288ページ
- 定価990円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102563-0
書店の在庫を確認
SNS公式アカウント情報
書評掲載案内
・東京新聞(朝刊)2020年1月5日(共同通信配信)
・週刊読書人2019年12月20日号/木本好信(龍谷大学文学部特任教授)
・週刊東洋経済2019年12月14日号
関連書籍