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胎児の世界

人類の生命記憶

三木成夫 著

赤ん坊が、突然、何かに怯えて泣き出したり、何かを思い出したようににっこり笑ったりする。母の胎内で見残した夢の名残りを見ているのだという。私たちは、かつて胎児であった十月十日のあいだ羊水にどっぷり漬かり、子宮壁に響く母の血潮のざわめき、心臓の鼓動のなかで、劇的な変身をとげたが、この変身劇は、太古の海に誕生した生命の進化の悠久の流れを再演する。それは劫初いらいの生命記憶の再現といえるものであろう。

書誌データ

  • 初版刊行日1983/5/23
  • 判型新書判
  • ページ数240ページ
  • 定価本体700円(税別)
  • ISBNコードISBN978-4-12-100691-2

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書評掲載案内

・読売新聞(朝刊)2018年7月28日/芥川喜好(読売新聞編集委員)
・日本経済新聞(夕刊)2017年5月11日/鴻池朋子(美術家)



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