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大石慎三郎 著
小説・映画・演劇が作りあげた江戸時代のイメージは、歴史学の研究成果と合致しないものが少なくない。また膨大な史料や事実の中で、全体像を見失った歴史書もある。あるいは、近代社会が前の近世社会をことさら古く見せようとした傾向もなくはない。本書は、二五〇年あまり内外ともに戦争のなかった時代、しかも今日の一般庶民大衆の歴史が直接始まった時代の全体的特徴を、捉え直す。江戸時代イメージを一新する通史である。
1977/08/25 刊行

敗者の明治維新
佐々木克 著
戊辰戦争に勝利することによって薩長討幕派は明治政権の主体となりえた。だが幕藩制国家にかわる統一国家の構想は討幕派だけがもっていたのではない。徳川慶喜、榎本武揚、河井継之助、そして会津、庄内および奥羽越列藩同盟も自ら描いた国家像があった。彼らは「朝敵」とされながらも何故に、何を求めて戦い、敗北したのか。敗者に負わされたマイナスの遺産はなにか。敗者の側に分析の視座を置いて戊辰戦争に新たな照明をあてる。
1977/01/25 刊行

娘が学んだシュタイナー学校
子安美知子 著
学者夫妻がミュンヘンに留学して、娘さんを入学させた学校のユニークな教育――〝詰め込み〟をさけて授業を進めて行き、落第もさせないし、能力による選別もやらない。しかし十二年間の一貫教育のあとでは、 実力が身についている。 「エポック授業」「オイリュトミー」など子どもの能力発達に適した方法も……。日本の教育が直面している難問題を解決している学校を、娘の生活を通して母親が綴る。毎日出版文化賞受賞。
1975/12/20 刊行

探究の技法
加藤秀俊 著
取材の立場とは積極的・主体的に情報を使う立場のことである。そのためには氾濫する情報を受けるだけの立場ではなくて、まず何よりも問題意識をもつ必要がある。取材したいテーマをきめて目的を達成するまでにどうしたらよいか。本書は著者の体験をふまえて、図書館の利用法から索引の使い方、見出し読みの効用、さらにはもの知りに聞く方法からその作法、あるいは自分の眼で現地をたしかめる取材旅行にいたるまでを説き明かす。
1975/10/25 刊行

松本清張 著
一夜のうちに大量殺人を犯す「闇に駆ける猟銃」、継子の娘を殺し連れ子と「肉鍋を食う女」など、人間の異常に挑む、恐怖の物語集。〈解説〉権田萬治
1975/02/10 刊行

松本清張 著
貞淑な人妻の胸を吹き抜けた突風。日常性の中にひそむ陥穽―。小説技巧と人間洞察の深さが生む著者の思い出深い初期短篇傑作集。〈解説〉三好行雄
1974/03/10 刊行

近代小説62篇
小田切進 著
二葉亭四迷の・浮雲・に発するといわれる、日本の近代・現代文学の長い歴史のなかから、名作・佳品六十二篇を選び、各作品の原文を生かしつつ梗概をたどり、あわせて鑑賞のための解説と批評を附す。大学、読書サークル、季節大学等における、著者の豊富な経験から生れた、高校生や大学生はじめ文学愛好家のための名作への案内。日本近代文学館理事長でもある、最適の著者に編まれた本書は、初めて文学に接する人々の恰好の文学入門でもある。
1974/02/25 刊行

会田雄次 著
ビルマ英軍収容所に強制労働の日々を送った歴史家の鋭利な観察と筆。西欧観を一変させ、今日の日本人論ブームを誘発させた名著。〈解説〉村上兵衛
1973/11/10 刊行

川端康成 著
京都を舞台に、日本画家上野音子、その若い弟子けい子、作家大木年雄の綾なす愛の色模様。哀しさの極みに開く官能美の長篇名作。〈解説〉山本健吉
1973/08/10 刊行

波多野誼余夫/稲垣佳世子 著
伝統的な心理学の理論は、人間を・ムチとニンジン・がなければ学びも働きもしない怠けもの、とみなしてきた。それははたして正しいか。興味深い実験の数々を紹介しつつ、人間は生まれつき積極的に情報的交渉を求める旺盛な知的好奇心を持ち、それこそが人間らしく生きる原動力であることを実証し、怠けもの説に基づく現在の学習・労働観を鋭く批判する。楽しい学習の設計や幼児の知的教育の可能性を具体的に追求する。毎日出版文化賞受賞。
1973/03/25 刊行

司馬遼太郎/ドナルド・キーン 著
雄大な構想で歴史と人物を描き続けてきた司馬氏と、日本文学・文化の秀れた研究者として知られるキーン氏が、平城宮址、銀閣寺、適塾で共に時を過ごし、歴史の香りを味わいつつ語りすすめた対談。「ますらおぶり」と「たおやめぶり」、忠義と裏切り、上方と江戸の違い、日本に来た西洋人等々をめぐって楽しく話題が展開するうちに、日本人のモラルや美意識が、また日本人独得の大陸文化・西欧文化のこなし方が掘り下げられる。
1972/05/25 刊行

イギリスの伝承童謡
平野敬一 著
マザー・グースの唄とはイギリスの伝承童謡の総称である。格言あり、なぞなぞあり、ナンセンスあり、英語国民の生活感覚や言語感覚の機微に満ち、そのことばは、現代英語のイディオムとなっている。このような英語文化の基盤をなすものへの理解を欠いては、高遠な文化論も文学論もむなしい。本書はマザー・グースの唄を紹介し、伝承童謡が英語文化のなかで果した役割を考える、英語に関心をもつすべての人にすすめる好著である。
1972/01/25 刊行

児島襄 著
極東国際軍事裁判は、毎回波乱をきわめた。苛烈な検事側立証に続き、本巻は一般、満州、中国、ソ連、三国同盟、太平洋戦争と六段階に分けた弁護団の反証に入り、最大の問題点天皇の不起訴を決めて立証合戦は終った。二十三年十一月十二日、二十五人全員有罪という「ニュールンベルク」以上の苛酷な判決で歴史的な大裁判の幕は閉じた。勝者が敗者を裁いた東京裁判とはいったい何であったのか。太平洋戦争とともに日本を考え直す。
1971/04/24 刊行

児島襄 著
ニュールンベルク国際軍事裁判とともに歴史上前例のない戦争犯罪人を裁く極東国際軍事裁判は、戦争に敗れた日本人に何を問うたか。昭和二十一年五月三日の開廷以来二年半余、三百七十回に及ぶ公判で「平和、人道、戦争に対する罪」の名のもとに、満州事変から太平洋戦争に至る〝侵略〟の事実を問い、七人の絞首刑を含む二十五人全員に有罪を宣した東京裁判の全容を、厖大な公判速記録、公刊資料、関係諸国・内外関係者の取材から解明する。
1971/03/25 刊行

中国の古代歌謡
白川静 著
『詩経』は溌剌たる古代人の精神と豊かな生命の胎動を伝える中国最古の詩歌集である。 それにもかかわらず、儒教の聖典の一つとして特殊な解釈の上に早くから古典化し、詩歌本来の姿が見失われて久しい。この古代歌謡の世界を回復するために、その発想基盤の類似性をわが国の『万葉集』に求め、比較民俗学的な立場から、古代人の民俗と生活感情に即しつつ、哀歓をこめて歌われた民謡や貴族社会の詩のうちにある生命と感動を蘇らせる。
1970/06/25 刊行