世界の教育はどこへ向かうか能力・探究・ウェルビーイング
白井俊 著
デジタル化やグローバル化などの社会変化を背景に、世界各国が教育改革を加速させている。本書は国連やOECD、ユネスコなどの国際機関、各国での議論を踏まえ、これからの教育を考察する。新たな時代に求められる能力や主体性、ウェルビーイングとは何か。各国が直面する教師不足や過重なカリキュラムへの対応策は。そして、日本に欠けている点とは。一人ひとりの子供が尊重された、あるべき教育、学校の未来を探る。
目次
- はじめに
- 序 章 変わる世界の教育
- 1 デジタル化の影響
- 2 「学力世界一」の交替
- 3 教師を取り巻く環境の変化
- 第一章 教育は何を目指すべきか
- 1 世界のパラダイム転換
- 2 国連が採択したSDGs
- 3 ウェルビーイングへの注目
- 4 人間重視に立ち返る
- 第二章 「主体性」を捉え直す
- 1 理想と現実のギャップ
- 2 そもそも共通理解はあるのか
- 3 国際的な視点から問い直す
- 第三章 子供たちに求められる「能力」
- 1 能力とは何か
- 2 「非認知能力」の重要性と落とし穴
- 3 能力を発揮する方向
- 第四章 「探究」の再検討
- 1 「総合的な学習の時間」の導入
- 2 前提としての方法論
- 3 成功するための条件
- 第五章 何をどこまで学ぶべきか
- 1 「広さ」と「深さ」のトレードオフ
- 2 問題の背景
- 3 見えてきた解決策
書誌データ
- 初版刊行日2025/2/21
- 判型新書判
- ページ数232ページ
- 定価990円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102844-0
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