カラー版日本画の歴史 現代篇アヴァンギャルド、戦争画から21世紀の新潮流まで
草薙奈津子 著
昭和十年代、前衛美術集団の離合集散が続いた。だが、新しい絵画の胎動は戦時体制に飲み込まれ、富士山や軍人など国威昂揚を意図した絵画が制作されるようになる。戦後は国粋主義への批判から「日本画滅亡論」が唱えられ、新しい道の模索を余儀なくされた。本書は、前衛として戦前に注目された吉岡堅二らから、戦時中、そして復興に寄り添って人気を博した東山魁夷や平山郁夫の活躍、さらに、平成以降の新潮流までを描く。
書誌データ
- 初版刊行日2018/11/20
- 判型新書判
- ページ数208ページ
- 定価1012円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102514-2
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書評掲載案内
・図書新聞2019年6月22日号/宮田徹也(嵯峨美術大学客員教授)
・朝日新聞(朝刊)2019年5月20日
・神奈川新聞2019年1月13日ほか/渡邊十絲子(詩人)
・日本経済新聞(朝刊)2019年1月12日/菊屋吉生(美術史学者)
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