足利義満公武に君臨した室町将軍
小川剛生 著
公家社会と深く交わるなかで王朝文化に精通し、明国の皇帝には日本国王の称号を授与され、死後、朝廷から太上天皇の尊号を宣下される――。三代将軍足利義満の治世はしばしば「皇位簒奪」「屈辱外交」という悪評とともに語られる。だが、強大な権力、多様な事績に彩られた生涯の全貌は、いまだ明らかにはなっていない。本書では、新史料にも光を当て、公武に君臨した唯一無二の将軍の足跡をたどる。
書誌データ
- 初版刊行日2012/8/25
- 判型新書判
- ページ数320ページ
- 定価990円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102179-3
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書評掲載案内
・熊本日日新聞2020年2月2日ほか/河野有理(首都大学東京教授)
・東京新聞(夕刊)2019年8月13日/呉座勇一(日本史学者)
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