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井上さつき 著
ベルリオーズ、マーラーが指揮棒を振り、ドビュッシーがガムランから着想を得る。音楽の普及や楽器の発展に寄与した近代万博の歴史を読み解く。
2025/02/21 刊行

清水晴木 著
東京湾をのぞむ小さな港町を舞台に、三十年間に亘って描かれる、人々の出会いと旅立ち。『天国映画館』の著者が贈る心温まる奇跡の物語。〈解説〉徳井青空
2025/02/21 刊行

逢坂剛 著
記憶を失いアメリカ西部へと渡った土方歳三。瀕死の彼を助けたのは「黒い月」と名乗る謎の女性。サムライの旅路は終着点へ。書き下ろし短篇を特別収録。
2025/02/21 刊行

大河ドラマ篇
海音寺潮五郎 著
藤原兼家から田沼意次まで。史伝の大家による大著から、大河ドラマでも異彩を放った「悪人」たち七人を選び、その人間的魅力を味わう。〈解説〉ペリー荻野
2025/02/21 刊行

神と仏の日本史
伊藤聡 著
日本〈固有〉の民族宗教といわれる神道はどのように生まれ、その思想はいかに形成されたか。明治維新による神仏分離・廃仏毀釈以前、日本は千年以上にわたる神仏習合の時代だった。本書は両部・伊勢神道を生みだした中世を中心に、古代から近世にいたる過程を丹念にたどる。近代の再編以前の神をめぐる信仰と、仏教などとの交流から浮かび上がる新しい神道の姿とは。補論「神道と天皇」を収録し、新たに補注を加えた増補版。
2025/02/21 刊行

なぜ民衆は嫌悪していったか
金山泰志 著
明治維新後、欧米をモデルに近代化した日本。他方で中国はその停滞から一転し蔑視の対象となった。日清・日露戦争、満洲事変、日中戦争と経るなか、それは敵愾心から侮蔑、嘲笑へと変わっていく。本書は、明治から昭和戦前まで民衆の対中感情を追う。世論調査がない時代、民衆が愛読した少年雑誌に着目。赤裸々な図版から、古代中国への変わらぬ思慕とは対照的に、同時代中国への露骨な差別意識、感情を描く。図版百点収載。
2025/02/21 刊行

国際共産主義運動とは何だったのか
佐々木太郎 著
ロシア革命後の一九一九年、コミンテルン(共産主義インターナショナル)は、世界革命のために誕生。各国共産主義政党の国際統一組織として、欧州のみならずアジアなど各地に影響を及ぼすべく、様々な介入や工作を行った。本書は、レーニンやスターリンら指導者の思想も踏まえ、知られざる活動に光をあてる。一九四三年の解体にいたるまで、人々を煽動する一方、自らも歴史に翻弄され続けた組織の軌跡を描き出す。
2025/02/21 刊行

能力・探究・ウェルビーイング
白井俊 著
デジタル化やグローバル化などの社会変化を背景に、世界各国が教育改革を加速させている。本書は国連やOECD、ユネスコなどの国際機関、各国での議論を踏まえ、これからの教育を考察する。新たな時代に求められる能力や主体性、ウェルビーイングとは何か。各国が直面する教師不足や過重なカリキュラムへの対応策は。そして、日本に欠けている点とは。一人ひとりの子供が尊重された、あるべき教育、学校の未来を探る。
2025/02/21 刊行

手負いの水機団
大石英司 著
NATO各国がアメリカを去るなか、支援を続ける自衛隊水機団は10名もの戦死者を出した。撤退か、抗戦か、司令官の土門は厳しい決断を迫られる。一方、洋上では、混乱に乗じた中国の不穏な動きが……。
2025/02/21 刊行

「武蔵」出陣
横山信義 著
第一次珊瑚海海戦から半年。連合艦隊は第二次珊瑚海海戦に勝利する。が、ここでも先に占領したガダルカナル島と同様、米軍の潜水艦と航空機による封鎖作戦により日本軍は前進できずにいた。
2025/02/21 刊行

無着成恭と教え子たちの四十年
佐野眞一 著
〈戦後民主主義の申し子〉43人が生きた軌跡昭和二十三年、山形県の寒村に赴任した新任教師・無着成恭が教え子たちと取り組んだ作文集「山びこ学校」。書籍化されるやベストセラーになり、子どもたちは「戦後民主主義の申し子」と讃えられた。二十代で時代の寵児となった無着と、教え子たちのその後を通して、高度成長、滅びゆく農村、教育と日本人の意識の変容を描いたルポ。〈解説〉森健
2025/02/21 刊行

他二篇
田中小実昌 著
あの夜、ミミはどこからはいりこんできたんだろう――。パンパン狩りから逃げてきた耳の不自由な女性との純愛「ミミのこと」。戦災孤児を集めて暮らす「浪曲師朝日丸の話」。上記の直木賞受賞作に候補作「自動巻時計の一日」を併せて収める。戦後の混乱期を生きる人々を、鋭くも温かい筆致で描いた全三篇を一冊にした初の作品集。〈解説〉滝口悠生
2025/02/21 刊行

オッドアイ
渡辺裕之 著
青森市内を震撼させる連続放火事件。自衛官が立て続けに狙われたことから捜査に乗り出した朝倉たち「特別強行捜査局」は、謎の製薬会社に辿り着く。彼らが抹消したい「証人」とは誰なのか?特別強行捜査局VS闇の製薬会社! 自衛隊出身の最強捜査官・朝倉俊暉が活躍する人気シリーズ、第12弾!
2025/02/21 刊行

松井久子 著
75歳になって、86歳のひとを好きになって、何が悪いの?燿子がついに出会った「ぴったりな人」。人生仕上げの情愛がもたらすものは――。ベストセラー『疼くひと』で70代女性の性愛を描いた著者が、実感を込めて後続世代に送る、希望の物語奇跡の出会い、周囲の偏見、肉体的交わり、終活への備え……「人は老いても、毎日を幸せに生きる権利がある」を合い言葉に、燿子と理一郎がとった選択は?
2025/02/21 刊行

清水晴木 著
東京湾をのぞむ房総の小さな港町・金谷。フェリーが発着するこの町を舞台に、平成の約三十年間にわたって描かれる、血が繋がらないひと組の親子の成長、そして、それぞれ秘密を抱えた人々の、出会いと旅立ち――。胸にしみわたる、ノスタルジーを纏わせながら紡がれる、心温まる奇跡の物語。晴木ワールドの真骨頂。〈解説〉徳井青空
2025/02/21 刊行