コミンテルン国際共産主義運動とは何だったのか
佐々木太郎 著
ロシア革命後の一九一九年、コミンテルン(共産主義インターナショナル)は、世界革命のために誕生。各国共産主義政党の国際統一組織として、欧州のみならずアジアなど各地に影響を及ぼすべく、様々な介入や工作を行った。本書は、レーニンやスターリンら指導者の思想も踏まえ、知られざる活動に光をあてる。一九四三年の解体にいたるまで、人々を煽動する一方、自らも歴史に翻弄され続けた組織の軌跡を描き出す。
目次
- まえがき
- 序 章 誕生まで――マルクスからレーニンへ
- 第1章 孤立のなかで――「ロシア化」するインターナショナル
- 第2章 東方へのまなざし――アジア革命の黎明
- 第3章 革命の終わりと始まり――ボリシェヴィズムの深層
- 第4章 大衆へ――労働者統一戦線の季節
- 第5章 スターリンのインターナショナル――独裁者の革命戦略
- 第6章 「大きな家」の黄昏――赤い時代のコミンテルン
- 第7章 夢の名残り――第二次世界大戦とその後
- あとがき
- 主要参考文献
- コミンテルン 関連年表
- 主要人名索引
書誌データ
- 初版刊行日2025/2/21
- 判型新書判
- ページ数320ページ
- 定価1155円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102843-3
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