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社寺・城郭・近代建築の保存と活用
光井渉 著
法隆寺や姫路城はじめ、日本には世界遺産に指定された歴史的建造物が多い。だが、「役割を終えた古い建物」でしかなかったそれらに価値や魅力が「発見」されたのは、実は近代以降のことである。そして、保存や復元、再現にあたっては、その建造物の「正しい」あり方が問われた。歴史上何度も改築された法隆寺、コンクリート構造の大阪城天守閣、東京駅、首里城......。明治時代から現代に至る美の発見のプロセスをたどる。
2021/02/24 刊行

指導者論から熟議、ポピュリズムまで
山本圭 著
二〇世紀以降、思想・理論ともにさらなる多様化が進む民主主義。本書は、政治学をはじめ、ウェーバー、シュミット、シュンペーター、アーレント、デリダ、ムフなどの思想から、その大きな潮流と意義を捉える。指導者や選挙による競争、市民参加、熟議/闘技、ポピュリズムといった多くの論点から、現代デモクラシー論の可能性に迫る。試行錯誤を繰り返してきた軌跡を通して、二一世紀の民主主義を模索する試み。
2021/02/24 刊行

消費者金融と日本社会
小島庸平 著
個人への少額の融資を行ってきたサラ金や消費者金融は、多くのテレビCMや屋外看板で広く知られる。戦前の素人高利貸から質屋、団地金融などを経て変化した業界は、経済成長や金融技術の革新で躍進した。だが、バブル崩壊後、多重債務者や苛烈な取り立てによる社会問題化に追い詰められていく。本書は、この一世紀に及ぶ軌跡を追う。家計やジェンダーなど多様な視点から、知られざる日本経済史を描く意欲作。
2021/02/24 刊行

帰れない夜の殺人
赤川次郎 著
リストラされた係長、夫の暴力に悩む主婦、駆け落ちした高校生カップル……。駅前ですれ違った他人同士の思惑が絡んで転がって、事件が起きる!
2021/02/24 刊行

北村邦夫 著
大切なからだの成長、セックスや妊娠、感染症の本当のこと。長年婦人科医として思春期の若者や女性の悩みと向き合ってきた著者が発信する、正しい知識と応援メッセージがつまった1冊。92年に初版が発行され、2013年に中央公論新社で復刊して読み継がれているロングセラーを、時代に合わせ、電子化とともに新装改版としてリニューアル。専門医・北村邦夫先生の詳しい解説と、伊藤理佐さんのわかりやすいイラストと漫画で、大切な情報を楽しく理解できます。新型コロナウイルスの影響による中絶の増加や、SNSの発達で性教育への関心が高まるなか、書き下ろしを加え、緊急避妊薬などの新しい情報を掲載して出版します。
2021/02/24 刊行

末浦広海 著
相原孝之は一級建築士で、妻の貴美子と中学1年生の娘・美加、小学2年生で料理好きの息子・康文の4人家族だ。ある日、息子が車にはねられ意識不明の重体に陥るが、時を同じくして、孝之の不倫や娘が学校でいじめられていることが発覚し、家族は瓦解寸前に。そんなとき、認知症の老人が相原家の前に何度も現れ、孝之の心にさざ波が立つ。孝之には幼い自分と母を捨て駆け落ちした父親がいたのだ。一方、康文の意識が戻らない中、老人とのふれあいを重ねるうちに、貴美子と美加の2人は驚くべき事実に気づくことに……。不倫、いじめ、交通事故、そして認知症老人の作る手料理――崩壊寸前の家族に訪れた奇蹟の13日間。江戸川乱歩賞作家が満を持して贈る書き下ろし感動長編小説
2021/02/24 刊行

爪切男 著
俺に明るい未来なんてあるのかな――。ドラマ化で話題、『死にたい夜にかぎって』のその後を描いた待望のエッセイ。手痛い失恋、家族との確執、そして自らに起きた性の揺らぎを抱えながら、人生の暗黒期を過ごしていた著者。孤独の中から救い出してくれたのは、パチンコ中毒のお坊さんと、「トリケラ」という源氏名のオカマバー店員だった。誰が一番エロい仏像を見つけられるか競争したり、連絡が取れなくなった知人のLINEに天丼のスタンプを100個送ったり、知らない子どもの剣道の試合で号泣したりしながら、辛い過去を笑い話に変えていく日々。『死にたい夜にかぎって』から1年。人生のどん底を「なんとなく」乗り越え、夢を叶えるまでを描いた実話。
2021/02/24 刊行

No.1560[「始末のいい」暮らし]
※『表紙の私』の高橋惠子さんの写真は掲載されておりません(インタビューは掲載されています)。また、『「SHOCK」ステージレポート 堂本光一が放つ舞台への愛と情熱』『鈴木保奈美 「獅子座、A型、丙午。」』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・目次・表紙の私 高橋惠子・ジェーン・スー スーダラ外伝・特集 「始末のいい」暮らし・有馬稲子/市田ひろみ/IKKO/樹木希林/下重暁子/鈴木登紀子/中村メイコ/ピーコ 達人たちの心意気・有元葉子 “モノ”も“自分”も最後まで活かしたい・丘みつ子 一目惚れした古民家に、手を入れるのが楽しくて・阿部絢子 老後をラクにする住まいの「仕組み」づくり・久保香菜子 皮も、葉も、根も賢く食べ切る・ミスミノリコ つくろいのひと手間で、服は素敵に生まれ変わる・服部小雪 夫が狩った獲物、まるごと一頭いただきます・読者体験手記 “しまり屋”と呼ばないで・伊藤比呂美 ショローの女 ・高良健吾×バービー 〈連載・〇〇なふたり〉故郷を熱愛するふたり・「親子の距離感」アンケートにご協力ください・山村美智 父親みたいな彼はもういない。体が半分なくなったようで・池田理代子 私の書いた本・仲俣暁生 読みたい本 ・高橋和枝 火曜日のくま子さん・舘野真知子 〈ヘルシーキッチン〉ストックサラダ・山本浩未の“自分肯定”ビューティ 白髪と上手につきあう方法・藤原しおりのTOKYOで世界一周・ふくいひろこ ほっこり、京の菓子・石田純子 大人の着こなしレッスン・おでかけランチ・〈新・心とからだの養生学〉低栄養はフレイルの始まり・海外女性通信・読者のひろば・愛読者グループ便り・中津川りえ 傾斜宮占い・「森喜朗さんの発言」アンケートにご協力ください・第2特集 夫を亡くした時にすべきこと・武藤頼胡/福田真弓 妻の心づもり&知っておきたい知恵・読者体験手記 さよならを言えなかったあなたへ・『中原淳一 おとめのぬりえ』のお知らせ・河野景子 感性の合うパートナーと私らしく歩いていきたい・大塚玲子 〈ルポ〉虐待を受けた人たちが苦しむ子育ての壁・あさのあつこ 残陽の宿 闇医者おゑん秘録帖・村山由佳 ロマンチック・ポルノグラフィー・垣谷美雨 もう別れてもいいですか・婦人公論の本vol. 17『明るく、強く 認知症とともに生きる』のお知らせ・自社広告・読者アンケートのお願い・年間定期購読のご案内・阿川佐和子 見上げれば三日月・純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは・インフォメーション&プレゼントボックス・次号予告
2021/02/24 刊行

試練の機動部隊
横山信義 著
「作戦名は『金床』――金床を思い切り叩くハンマーのように日本艦隊を叩き潰して貰いたい」日本の機動部隊をウェーク島近海におびき出して殲滅するという米海軍の作戦は失敗に終わり、逆に米軍の空母部隊が壊滅してしまった。だが連合艦隊の損害も大きく、日米両軍ともに積極策を採れなくなり一年半余――ついに米太平洋艦隊の再建は成る。新鋭空母エセックス級の群れが新型艦上機隊を搭載し出撃。マーシャル諸島を制圧し、勢いに乗る米艦隊は、マリアナ、トラックに攻撃を開始する。果たして米軍の主攻目標はどちらなのか。第一機動艦隊司令長官小沢治三郎中将は、ある決断を下す。
2021/02/23 刊行

特集コロナ下で進む環境革命の虚実【環境大臣インタビュー】再生可能エネルギーとEV抜きに 日本の将来は描けない小泉進次郎感染症戦線と「3・11」後の原子力村上陽一郎【対談】SDGs、ESG投資から脱炭素への潮流「グリーン経済成長」に向けて 企業と国がなすべきこと沖 大幹×高村ゆかりEU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった平沼 光国内自動車メーカーは生き残れるか高橋 徹 山本貴徳脱炭素社会がもたらす「電費」を競う時代中西孝樹人類が生き延びるための生物多様性五箇公一【ルポ】JR東海と静岡県のリニア開発議論 対立の深層「生態系劣化」抑止の国際潮流に、開発事業は対応できるか 河野博子リニア、電力......コロナ後を展望する「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ入山章栄【対談】資本主義のオルタナティヴ農に第三の道あり藤原辰史×斎藤幸平...............コロナ第三波襲来 日本の迷走菅政権、混乱の対応を読み解く総理の「拘り」と小池都知事の「矛盾」竹中治堅伝わらない対策には意味がない!リスク対策の鍵・科学コミュニケーションの体制整備を急げ 詫摩雅子 聞き手 川端裕人内閣官房参与・新型コロナ対策分科会委員に訊く緊急時の病院の集約化・分担化で医療崩壊を防ぐ岡部信彦【対談】再びの緊急事態宣言菅総理の欠点は日本人の欠点池上 彰×佐藤 優...............新書通112人が厳選した年間ベスト20大賞受賞者に聞く『人新世の「資本論」』斎藤幸平2位『民主主義とは何か』宇野重規、 3位『椿井文書』馬部隆弘ほかベスト20レビュー 私の読み方、書き方▼生きる現場と知識をつなぐ 橋爪大三郎▼魂さらけ出した一冊に突き動かされて 坂井豊貴▼皆が拾わない暗いものを書く 中野信子宇野重規、小川さやか、竹内洋、渡邊十絲子......目利き59人が選ぶ2020年私のオススメ新書
2021/02/19 刊行

小泉進次郎/村上陽一郎/沖大幹/高村ゆかり/平沼光/高橋徹/山本貴徳/中西孝樹/五箇公一/河野博子/入山章栄/藤原辰史/斎藤幸平 著
(目次より)●環境大臣インタビュー再生可能エネルギーとEV抜きに日本の将来は描けない小泉進次郎●感染症戦線と「3・11」後の原子力村上陽一郎●〔対談〕SDGs、ESG投資から脱炭素への潮流「グリーン経済成長」に向けて企業と国がなすべきこと沖 大幹×高村ゆかり●EU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった平沼 光●国内自動車メーカーは生き残れるか高橋 徹×山本貴徳●脱炭素社会がもたらす「電費」を競う時代中西孝樹●人類が生き延びるための生物多様性五箇公一●〔ルポ〕JR東海と静岡県のリニア開発議論 対立の深層「生態系劣化」抑止の国際潮流に、開発事業は対応できるか河野博子●リニア、電力……コロナ後を展望する「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ入山章栄●〔対談〕資本主義のオルタナティヴ農に第三の道あり藤原辰史×斎藤幸平
2021/02/19 刊行

パンデミック、そして共生の未来へ
黒木登志夫 著
未曾有のパンデミックはなぜ起きたか――。世界を一変させた新型コロナウイルス。本書は、治療薬やワクチン開発を含む研究の最前線を紹介。膨大な資料からその正体を探る。ロックダウン前夜のベネチア、雲南省の洞窟、武漢ウイルス研究所、ダイヤモンド・プリンセス号と舞台を移してウイルスの変遷を辿り、見えない敵に立ち向かう人々のドラマを生き生きと描く。日本政府の対応にも鋭く迫り、今後の課題を浮き彫りにする。
2021/02/16 刊行

落語家・立川吉笑が雑誌『中央公論』に連載中の人気コラムをまとめた電子書籍。2019年1月号~12月号までの12本のコラムを掲載。
2021/02/16 刊行

月刊『中央公論』の人気連載コラム、落語家・立川吉笑さんの「炎上するまくら」を2020年1月号から12月号まで12回分収録。
2021/02/16 刊行

最古の歌集の素顔
上野誠 著
奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られるが、それははたして妥当か。古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきか。代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにする。
2021/02/12 刊行