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佐藤青南 著
都内の小さな公園で死体が発見された。警察は殺人事件と判断し、特別捜査本部を設置。捜査一課の音喜多弦は、音楽隊志望という少し変わった所轄署の刑事・鳴海桜子と捜査を開始した。遺留品にクラシックコンサートのチケットがあったことから、関係者を訪れる二人だが……。時を超えた愛憎と狂気が渦巻く、慟哭の傑作ミステリ。 文庫書き下ろし
2021/07/21 刊行

戦争散文集
丸山豊 著
「若い医者と軍人の結合体にとって、詩と死はただの同音ではなかった」(谷川雁)医師で詩人の著者は臨時召集を受け、軍医少尉として出征する。最前線の北ビルマ・ミイトキーナでは、司令官・水上源蔵少将に対し死守が命じられるが、少将は残存将兵への転進命令を発したのち自決。所属する龍師団は潰滅し、その後は「中国の雲南からビルマをよぎって、タイのチェンマイまでの泥まみれの敗退」となった……。壮絶を極めた南方戦線から奇跡的に生還した著者は、その記憶を書き残す決意を固めるには四半世紀の時間を要したと述懐している。一九六九年夏に西日本新聞に連載した「月白の道」は、2000キロの敗走を綴った戦場の記録である。第一篇には、「私たちはおたがいに心の虫歯をもっていたほうがよい。…でないと、忘却というあの便利な力をかりて、微温的なその日ぐらしのなかに、ともすれば安住してしまうのだ」とある。声高に叫ぶのではなく感情を抑えたさざ波のような断章が連なり、野呂邦暢や川崎洋らが賞賛する詩的な香りの漂う孤高の戦記文学となった。都合三度刊行された『月白の道』の「序」「あとがき」に加え、二度目の刊行時に書き加えられた後日譚ともいえる「南の細道」、文藝春秋に寄稿した「軍神を返上した水上少将」、および、私家版『定本 丸山豊全散文集』から戦争・戦友に関する一〇篇を収録した、戦争散文の集大成。さらに、谷川雁の追悼文、野呂邦暢、川崎洋、森崎和江のエッセイ、映像制作者・木村栄文の「『月白の道』に寄せて」を収める。
2021/07/21 刊行

田中修 監修/角愼作/上田惣子 絵
「植物はどんなかたちでも生き残るしくみに溢れている」さまざまなパワーを持つ植物ワールドを、いっしょに探検しよう!環境に合わせてそれぞれ独自の進化をとげて、我々の身のまわりに存在する植物たち。身近な植物にも、不思議がいっぱい。意外にも毒をもつアジサイやユーカリ、かさぶたをつくって身を守るバナナやリンゴ、決まった時間で回転しながらツルを伸ばすアサガオ、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキなど、人間や動物たちには真似できない植物のもつさまざまなパワーを、イラストとマンガでやさしく楽しく、解説します。【教養が身につく中公新書発のジュニア版!】
2021/07/20 刊行

大願成就篇
富樫倫太郎 著
駿河の今川義元に兵を送り、武蔵・河越城で扇谷上杉との決戦を迎え、下総にも遠征。北条軍一丸の進撃の中、父・氏綱に異変が……氏康に三代目として立つ日が迫る!
2021/07/20 刊行

クルアーンからその真髄を解き明かす一二章
ガーズィー・ビン・ムハンマド王子 著/小杉泰/池端蕗子 訳
ヨルダン国の王子にしてイスラーム学者である著者が、クルアーンを通して、世界の人々に向けて優しく語りかけるイスラームの神髄。イスラーム世界の中心部からのメッセージ。
2021/07/20 刊行

西鋭夫/岡﨑匡史 著
占領下の日本で収集され米国に持ち出された多くの公文書は、「フーヴァー・トレジャーズ」として、眠り続けていた。本書はこれらを開封し、歴史の真実を炙り出そうとする試みである。
2021/07/20 刊行

二度の大戦からベトナム、イラクまで
千々和泰明 著
第二次世界大戦の悲劇を繰り返さない――戦争の抑止を追求してきた戦後日本。しかし先の戦争での日本の過ちは、終戦交渉をめぐる失敗にもあった。戦争はいかに収拾すべきなのか。二度の世界大戦から朝鮮戦争とベトナム戦争、さらに湾岸戦争やイラク戦争まで、二〇世紀以降の主要な戦争の終結過程を精緻に分析。「根本的解決と妥協的和平のジレンマ」を切り口に、真に平和を回復するための「出口戦略」を考える。
2021/07/20 刊行

北条時行、鎌倉幕府再興の夢
鈴木由美 著
鎌倉幕府滅亡から二年後の一三三五年、北条高時の遺児時行が信濃で挙兵。動揺する後醍醐天皇ら建武政権を尻目に進撃を続け、鎌倉を陥落させた。二十日ほど後、足利尊氏によって鎮圧されるも、この中先代の乱を契機に歴史は南北朝時代へと動き出す――。本書は、同時代に起きた各地の北条氏残党による蜂起や陰謀も踏まえ、乱の内実を読み解く。また、その後の時行たちの動向も追い、時流に抗い続けた人々の軌跡を描く。
2021/07/20 刊行

アメリカの戦略転換と分断される世界
佐橋亮 著
「中国は唯一の競争相手」――バイデン米大統領がこう明言するように、近年、米中の角逐は激しさを増している。貿易戦争、科学技術開発競争、香港・台湾問題......。米国の対中姿勢は関与・支援から対立へとなぜ一変したのか。両国のリーダーが誰になろうとも、今後も対立が続き、緊張緩和はないのか。国交回復から現在まで、五〇年にわたる米中関係をたどり、分断が進む世界のなかで、日本のとるべき針路を考える。
2021/07/20 刊行

大願成就篇
富樫倫太郎 著
氏康が今川から嫁を迎えた直後、駿府で今川の家督争いが勃発。老獪な雪斉の要請で、北条家は義元を助力する。ところが、その義元が武田と結んだという報が入り、一転、駿河を攻める仕儀に。兵を休める間もなく、武蔵では河越城、下総では国府台城を舞台に、北条軍一丸の進撃が続く。そんな中、鶴岡八幡宮の再建に心血を注いできた父・氏綱に異変が……。氏康に、三代目として立つ日が近づいていた。一方、氏康の軍配者・風摩小太郎の元には、足利学校以来二十年ぶりのあの男が訪ねてくる。
2021/07/20 刊行

イージスの盾
大石英司 著
中国のミサイルによる飽和攻撃をしのいだイージス艦の“まや”と“はぐろ”は、撃ち尽くしたミサイルを那覇軍港で再度搭載していた。その頃、中国の寧波海軍飛行場に極秘の研究機関から一人の青年が訪れた。彼は、空自に大きく後れをとった空警機と哨戒機にある画期的な改造を加えるためにやってきたのだった……。一方、テロ・グループにシージャックされた豪華客船“ヘブン・オン・アース”は、接岸を許されぬまま東京湾回遊を続ける。四国沖で衛生兵として乗り込んだ《サイレント・コア》原田拓海一慰は、防衛医官の永瀬豊や外務省の九条寛らと意見交換しながら、船内の様子を見つめ続けていた――。
2021/07/19 刊行

No.1569[「健康寿命」は何歳からでものばせる]
※『菊池風磨×(Sexy Zone)田中樹(SixTONES) “不良”の俺たちで伝説を作ろう』『鈴木保奈美 「獅子座、A型、丙午。」』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・目次・表紙の私 前田美波里・ヤマザキマリ 地球の住民・特集 「健康寿命」は何歳からでものばせる・50代?80代を悩ませるのはこんな不調です・常喜眞理 年齢のせいと放っておかず、上手に対処を・前田美波里 颯爽と足を上げたくて今日も身体に語りかける・松岡和子 「まだ死ねない」の思いでシェイクスピア全訳を達成して・益子直美 心臓の手術で気づいた選手時代からの大きなストレス・箱石シツイ 104歳の理容師、聖火ランナーになる・島内晴美 〈ルポ〉生きがいに出合って病からV字回復・久道勝也 「アキレス腱のばし」で100歳まで歩き続けよう・西山耕一郎 誤嚥性肺炎にならないための「のど筋トレ」・池谷敏郎 動脈硬化をくい止める血管若返り食材ベスト6・読者体験手記 嫁は見た! マイペースこそ長寿の秘訣・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・岩崎良美&細田守 清水ミチコの三人寄れば無礼講・自社広告・小池一子 私の書いた本・豊﨑由美 読みたい本・「中高年ひきこもり」アンケートご協力のお願い・ビューティ手帖 マスク生活で増加中! 大人ニキビ&毛穴開きをケアしよう・おでかけランチ・新・心とからだの養生学 「ゆる糖質制限」で内臓脂肪を溜めない!・日本の伝統美を見て 触れて 感じて・赤楚衛二 愛でたい男・ふくいひろこ いとし うるわし 京小物・ひぐちにちほ ひぐちさんちのお茶目っ子日記・自社広告・自社広告・読者のひろば・中津川りえ 傾斜宮占い・小倉智昭×青木さやか 看取りの後悔は今も消えないけれど・生田智子×木佐彩子 〈連載・〇〇なふたり〉トップアスリートと結婚したふたり・辰巳ゆうと 演歌で知った義理・人情 世代を超えて聴かせたい・杉山愛×田中ウルヴェ京 大坂なおみ発言で考えるスポーツ選手のメンタルヘルス・粟野仁雄 〈ルポ〉緩和ケア医が受けた突然の余命宣告。同業の母は覚悟を決めた・重松清 うつせみ八景・あさのあつこ 残陽の宿 闇医者おゑん秘録帖・村山由佳 ロマンチック・ポルノグラフィー・高橋和枝 火曜日のくま子さん・自社広告・読者アンケートご協力のお願い・年間定期購読のご案内・純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは・阿川佐和子 見上げれば三日月・インフォメーション&プレゼントボックス・次号予告
2021/07/14 刊行

髙柳克弘 著
俳句では、たった十七音しか使えない。だから俳人は劇薬を扱う化学者の注意深さでもって、言葉の一つ一つを吟味し、どう組み合わせれば最大の効果を与えるかを戦略的に思考する。俳人とは疑りぶかい言葉の化学者なのである――。俳諧を芸術へと高めた芭蕉以降の数々の名句を味わいながら、その根底にはつねに、常識への批評精神にもとづく新しい価値の創造があったことを明らかにする。俳壇の俊英による創見に満ちた俳句論。著者略歴1980年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学教育学研究科博士前期課程修了。専門は芭蕉の発句表現。俳句実作は藤田湘子に師事。2004年、第19回俳句研究賞受賞。現在、俳句結社「鷹」編集長。読売新聞朝刊「KODOMO俳句」選者。早稲田大学講師。句集に『未踏』(第1回田中裕明賞)、『寒林』、評論集に『凜然たる青春』(第22回俳人協会評論新人賞)、『どれがほんと? 万太郎俳句の虚と実』、鑑賞書に『芭蕉の一句』『蕉門の一句』『名句徹底鑑賞ドリル』など。2017年度、Eテレ「NHK俳句」選者。
2021/07/09 刊行

孤立社会が生む新しい病
笹井恵里子 著
きつい、汚い、危険。 この「3K」で究極の仕事といえばゴミ屋敷清掃だろう。 山積みのゴミを片付けるだけならまだいい。ときには虫がわいている箇所に手を突っ込み、人の便や尿さえも処理しなければならない。誰もやりたくないが、誰かがやらなければいけない。 著者は、取材記者という身分を捨て、作業員の一人として、なりふり構わず、ゴミ屋敷の片付けにあたった。 本書は、多くの惨状を目の当たりにしたゴミ屋敷の現場レポートと、ゴミ屋敷化してしまう原因と治療法を追い求めたルポルタージュ。 現在は仕事をし、社会生活が送れているとしても、「片付けられない人」の家は何かのきっかけで「ゴミ屋敷化」する可能性がある。本来くつろぐはずの家にゴミがたまり続けると、不思議なことにその後同じシナリオをたどっていく。やがてはその環境に慣れ、ゴミにまみれた中で一人、死を迎える。 本人は物を集めずにはいられない自分に、ご家族をはじめ周囲はそんな本人を傍目に見て、どちらも困っているに違いない。何とかしたいともどかしく思っているはずだ。 本書はそのようなゴミを集める状態に悩む本人、そしてその身近な人に捧げる。また、今はゴミ部屋ではないが片付けが苦手という人にも、未来への防止策を講じる。【Webで話題沸騰の取材ルポ・待望の書籍化!】
2021/07/09 刊行

成毛眞 編著
【HONZ10周年、厳選の100冊!】2021年7月で開設10周年を迎えるノンフィクションの書評サイト「HONZ」。サイエンス、医学・心理学、生物・自然、教養・雑学、アート・スポーツ、社会、事件・事故、民俗・風俗、歴史、ビジネス……。さまざまなジャンルの中から、選りすぐりの100冊をレビューとともに紹介!
2021/07/09 刊行