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日本サッカー協会会長秘録
田嶋幸三 著
リーダーは傷だらけで孤独。毎日ストレスが続く会長職を誰がやるのか? だからこそ、批判されてもブレない「芯」と明確な「ゴールイメージ」が必要だ――2016年から3期にわたり日本サッカー協会会長を務める著者は、世界基準をめざして数々の改革を断行。日本代表監督の交代、福島県Jヴィレッジの原発事故対応、日本オリンピック協会副会長として携わったパンデミック下の五輪開催、コロナ禍の経済危機……。嫌われる覚悟で臨んだ数々の修羅場の舞台裏を、いま初めて明かす。また、著者が薫陶を受けた名指揮官(クラマー、ギャラント、オシム、ベンゲル、川淵三郎、岡田武史、佐々木則夫、西野朗、森保一ら)に学び、本物のリーダー像を探究。危機を突破して「ゴール」を決められる力とは何か? 数々の逆境を突破してきた末に、たどりついた境地。
2022/12/09 刊行

殺人犯が罪に向き合うとき
美達大和 著
二件の殺人事件を起こし、LB級刑務所で無期懲役囚として30年近くを過ごしてきた著者による自己省察の記録。「罪と罰」「運命」「信仰」などについて獄中で深めた自らの思索を綴る。
2022/12/08 刊行

田辺聖子 著
恋に仕事に趣味に家事に。結婚に妊活に介護に終活に……。いつだって忙しく悩みはつきない。そんな女性の人生を、「まいにちバラ色」がモットーの著者が、あたたかく見つめたエッセイを精選。肩の力を抜いて、みんなが「イイ顔」になりますように。楽しく生きるヒントに満ちたアンソロジー。【巻末エッセイ】佐藤愛子
2022/12/08 刊行

米軍施政下沖縄の二十七年
与那原恵 著
一九四八年~七二年、米軍施政下に置かれた沖縄。この地に生きた美術家が描いた色鮮やかな切手が、遠く離れた場所へ人々の「言葉」を運んでいた――。米軍による占領、琉球政府発足、島ぐるみ闘争、そして、復帰運動を経て、返還合意へ。激動の時代、琉球・沖縄の文化と自然を世界に伝えた二五九種の琉球切手をめぐる物語。
2022/12/08 刊行

「こどもの詩」55周年精選集(2017-2021)
読売新聞生活部 監修
『読売新聞』の名物投稿欄、生活面の「こどもの詩」が2022年4月で55周年を迎えた。子どもの目にしか映らない風景や大人もびっくりする新発見まで、飾らない言葉で表現される詩は、どれも胸を打つ。本書は、『ことばのしっぽ 「こどもの詩」50周年精選集』の続編として、2017年から2021年の5年分から約200篇を厳選して掲載したもの。特に2020年春の緊急事態宣言以降はコロナに関する詩も多くあり、「こどもたちのウィズコロナ」も感じさせる一冊。
2022/12/08 刊行

自律神経ひとりメンテ
柳本真弓 監修
毎日の快調は陰と陽のバランスから。あなたに効く「スイッチ」はここにある! NHK出演の柳本先生がわかりやすく指南します。
2022/12/08 刊行

佐藤大輔 著
エスピオナージからミステリ、ミリタリーまで、著者の現代小説を集成した合本愛蔵版。『東京の優しい掟』『虚栄の掟』『平壌クーデター作戦』の長篇三作と、短篇「幻虎の吠える丘」を収録。
2022/12/08 刊行

「ストレス・フリー」が健康寿命を延ばし認知症を防ぐ
後藤文夫 著
「ストレス・フリー」のいつでもできる軽い運動と、バランスの取れた食によって、脳と体の老化を遅らせ、健康寿命を伸ばそう。そして、人生100年時代の高齢期を楽しもう。
2022/12/08 刊行

おおたとしまさ 編著/蟹江憲史/山本祐 監修
中学入試の社会科は、現実社会を映す鏡である。2022年の実際の入試問題の中から、中学受験のプロが9問を厳選。外国人労働者、環境、格差、ジェンダーなど多岐にわたる分野はSDGsにも通じており、大人の学びにとっても格好の教科書となる。掲載校は麻布、田園調布、武蔵、頌栄、浅野、鷗友、駒場東邦、東京純心、市川。圧倒的本気度の9問は、子どもにとってはペーパーテストでも、大人にとっては解決すべきリアルな課題だ。
2022/12/08 刊行

曽野綾子 著
「夫の後始末」その後。夫・三浦朱門の死から5年。90歳を迎えた著者が辿り着いた境地。老後の日常と気構えを綴るエッセイ集。『自分流のすすめ』に、インタビュー「寂しさは埋まらなくても、友と猫と食事があれば」(『婦人公論』2018年9月11日号掲載)を新たに収録した決定版。
2022/12/08 刊行

若者の不安の知られざる理由
古屋星斗 著
「今の職場、'ゆるい'んです」「ここにいても、成長できるのか」。そんな不安をこぼす若者たちがいる。2010年代後半から進んだ職場運営法改革により、日本企業の労働環境は「働きやすい」ものへと変わりつつある。しかし一方で、若手社員の離職率はむしろ上がっており、当の若者たちからは、不安の声が聞かれるようになった――。本書では、企業や日本社会が抱えるこの課題と解決策について、データと実例を示しながら解説する。
2022/12/08 刊行

おおたとしまさ 編著/蟹江憲史/山本祐 監修
中学入試の社会科は、重箱の隅をつつく知識問題ではない。現代社会の諸課題をテーマに思考力・記述力等を求める良問ぞろいの中から、中学受験のプロが9問を厳選。外国人労働者、環境、格差、ジェンダーなど多岐にわたる分野はSDGsに通じており、大人の学び直しにとっても格好の教科書である。掲載校は麻布、田園調布、武蔵、頌栄、浅野、?友、駒場東邦、東京純心、市川。圧倒的密度の9問を通じて、各校の本気を体感せよ。SDGsの第一人者による監修とワンポイント解説、巻末資料付き。
2022/12/08 刊行

佐藤大輔 著
エスピオナージからミステリ、ミリタリー、ポリティカルフィクションまで、著者の現代小説を集成した合本愛蔵版。長篇三作と、短篇「幻虎の吠える丘」を収録。一等陸佐のもとに届いた、かつての上官である退役陸将補の訃報。彼はその死に、存在を秘匿された対敵諜報部門の関与を疑うが……。(『東京の優しい掟』)ゲーム・ディベロッパーの僕は、勤めているゲームソフト会社の社長から、独立を目論む者を突き止めて欲しいと頼まれる。何かが会社に起きている。裏切り者は誰なのか? ゲーム業界の中で新たな〝ゲーム〟が始まった。(『虚栄の掟 ゲーム・デザイナー』)内憂外患に煩悶する青年将校が、母国再生のために叛乱を決意。果たして首都占領は成功するのか?(『平壌クーデター作戦』)
2022/12/08 刊行

米軍施政下沖縄の二十七年
与那原恵 著
私の目を引いたのは、沖縄から届く封筒に貼られた美しい切手でした。「琉球郵便」の文字、額面はセントで表示されている切手の図柄は多彩でした。見たことのない南国の植物、鮮やかな色をした魚、紅びん型がた紋様、琉球舞踊、文化財や工芸品……。いつも異なる図柄の切手だったので、手紙が届くとまっさきに確かめるようになりました。いきいきと描かれている動植物はとてもきれいで、友だちに「沖縄のお魚は青いの」と言っても信じてもらえなかったのですが。琉球舞踊の切手には県人会で見た演目が描かれていてうれしくなりました。 ふだん目にする日本の切手とはまったく違うそれらの切手は「琉球切手」と呼ばれるもので、沖縄で作られているということでした。 米軍施政下に置かれたのち一九四八年七月から七二年四月まで、普通切手・記念切手・航空切手など二百五十九種(再刷含む)の琉球切手が発行されていたと知るのはのちのことです。(第1章より) …………………… 琉球切手はいまも沖縄の家に多数残っているという話を耳にします。切手としては使えないけれど、手放したくないという人や、ブームのさなかに買い、売りそびれてしまったという人。どこかの家の古い箱に忘れられたまま、ひっそりと眠っている切手もあるでしょう。 そんな琉球切手は、こんなふうにつぶやいているのかもしれません。沖縄が米軍施政下だったころ、私たちは「言葉」を運んで、旅をしたのだよ、と。「Final Issue」の切手が発行されてから五十年。けれどいまも沖縄には米軍基地が広がり、米軍統治時代の終止符が打たれたとはいえない状況です。そんな沖縄からの「言葉」は、本土に届いているのでしょうか。(第十章より)
2022/12/08 刊行

殺人犯が罪に向き合うとき
美達大和 著
プロローグ 第一章 罪と罰について殺人という罪に本質的な償いはない/弁護人との出会いが私を変えた更生を期して量刑を軽くするのは誤り/一般市民が刑務所に入るということ「一〇年、一五年はあっという間」/受刑者は内心で何を考えているか本当の罰とは何かという模索/時間を剥奪されるということ「天網恢恢疎にして漏らさず」という真理第二章 運命について運命とは変えられるものなのか/得意淡然、失意泰然という態度自分の強運を信じていた/ヤクザ時代の修羅場/余命宣告から塀の中へ事件と服役がなければ死んでいた/自分の力で左右できないことは考えない自分が死刑にならなかった意味/天は自分に妥当な境遇を与えた人生が終わるまで変えないこと/運命は常に人を試している第三章 信仰について日本人独特の宗教観/「神は私自身よりも私の内部にある」自己修養のプロセスとしての信仰/高校時代に遭遇した霊的な体験宗教は人間にとって諸刃の剣/刑務所と宗教自分の罪は赦されたと嘯く極悪受刑者/宗教による安易な働きかけは百害あって一利なし自分の生き方を貫徹した父への信奉/天と己は欺けない第四章 父と子についてヤクザが恐れた在日一世の父/親といえども子より大人とは限らない幼少から酒場で人を見る目を養った/自分を一度も叱らなかった母「僕が大きくなったら、父さんを殺してやるからね」常に自分が中心で疑問もなく生きた父/父は孫にも自分の思うがままを求めた父と子のケミストリについて/加害者としての責任から息子との縁を切った法廷で被害者遺族を怒鳴りつけた父/「長生きして、おまえの帰りを待つ」桁外れの「親バカ」第五章 労働について高校を中退して就職/史上最速の出世/「資本主義の原動力は人々の羨望」英会話教材のセールスで一二カ月連続日本一/「金貸しは金借りである」金貸しのジレンマ/人が動くのは利益、感情、恐怖/自分の人格陶冶には無関心だったヤクザの世界に足を入れる/単純で退屈な作業ほど、その人間を表わす己の糧となるように働く第六章 金銭について専属運転手付きの「豆紳士」/一切の金を入れなくなった父「経済的自由」を実感する道具/金銭を遣える自分を望んでいた己の器量に合った消費しかしない/人がお金で豹変する時/俄成金が酒場でやること「勤労の裏づけのない富は人間を誤る」/人を変えてしまう魔力「金銭は肥料のようなもの」第七章 自由について社会にいれば自由か/「積極的自由」と「消極的自由」/塀の中のスケジュールと規律偽りの自由に甘んじている受刑者/自由・不自由の概念が消えた/自由と不自由の境界限定された中での自由もあるエピローグ
2022/12/08 刊行