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高野潤 著
カレーや肉じゃがなど、日々の献立に欠かせないジャガイモ、季節を感じさせるトウモロコシやカボチャ、激辛のトウガラシや魅惑のチョコレート……。これらはすべて中南米を原産とし、15世紀末以降、世界中に広まった新しい食物である。その「ふるさと」を訪ねると、味も形も色もユニークでバラエティーに富む原産種が栽培され、加工や調理にも工夫が凝らされていた。多彩な食物と人間の関係をカラー写真と文章でたどる。
2023/07/31 刊行

山崎光夫 著
東大医学部を卒業後、父の診療所を手伝う森林太郎(?外)。それぞれの事情を抱えた患者たちの生と死に立ち会いながら、医療のあるべき姿を模索する。青年医の人間的成長を描く連作集。好評既刊『?外青春診療録控 千住に吹く風』の続編。
2023/07/31 刊行

橋川文三 著
幕末維新から日清・日露戦争を経て、明治の終焉へ……。吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛から乃木希典、岡倉天心まで、激動の時代を生きた人物の思想と矛盾と葛藤を描く。歴史における敗者への想像力が息づく、出色の歴史人物論集。文庫オリジナル。解説・渡辺京二【目次】吉田松陰/維新前夜の男たち/西郷隆盛の革命性と反動性/明治的マキャベリスト/高山樗牛/乃木伝説の思想/岡倉天心の面影/蘆花断想/内村鑑三先生/小泉三申論/頭山満
2023/07/31 刊行

河西英通 著
「遅れた東北」観は、どのように生まれ、どう変転を遂げたのか。本書は、史料を博捜して、大正から戦後にかけての、「後進性」脱却と国際化を指向した議論や政策を分析し、文学作品や学術書に描かれた東北像を検証する。戦時体制に組み込まれ、いつしか「異境」から「原境」へとイメージを移行する東北。戦後歴史学の「地域モデル論」が捉えきれなかった東北史のダイナミクスを照射し、日本史像のラディカルな転換をめざす。
2023/07/31 刊行

中国人が描いた日本人
武田雅哉 著
古来、中国人は日本人をさまざまにイメージし、歴史書に記録し、絵画に描いてきた。そのなかには、荒唐無稽なものもあるが、驚くほど現実に近く詳細なものもある。本書では、かつて日本人が「倭」と呼ばれていた時代の歴史書や地理書から、明の時代に人々が使っていた日用の辞書、日清戦争前後に発行された絵入り新聞、現代の映画に至るまで、中国人による日本人=〈鬼子〉イメージの変遷をたどる。
2023/07/31 刊行

公衆衛生と東アジア
飯島渉 著
一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。
2023/07/31 刊行

小島信夫 著
なぜ、小説を書くのか?書き続けるために本当に大切なこととは?そもそも、小説とは何なのか、何ができるのか――?常に現代文学の最前線を疾走し続けた作家が、これからの創作者に向けて伝える窮極のエッセンス。単著未収録のロングトークを中心に、文体論、作家の個性、絵画・美術といった他ジャンルとの比較など、長年にわたり発表してきた小説論を初めて精選。さらに巻末には、著者最晩年(2005)における保坂和志氏との伝説的対談「小説の自由」を収録。本書を読み終えた時、あなたの小説観は確実に何かが変わっている――。(文庫オリジナル/解説=保坂和志)【目次】Ⅰ 小説の文体(一つのセンテンスと次のセンテンス/『考え方』の藤森良蔵/わが精神の姿勢)Ⅱ 小説の新しさ(肉体と精神/日本文学とユーモア/私の小説作法/モデルとプライバシイ/抽象主義の作家たち/共通の心の場とは何か/摩擦音の如きグロテスク/私の考える「新しさ」ということ)Ⅲ 小説の論理(思想と表現/愚劣さについて)Ⅳ 小説と絵画(ゴッホの絵について/エドガー・ドガ/喜怒なきマスクの如く)Ⅴ 小説と芝居(小説と戯曲の間/小説と演劇/初めて戯曲を書いて)Ⅵ 小説と書簡(小説とは何か)Ⅶ トークより(私の小説・評論・芝居(1972)/我々と文学(1972)/カフカをめぐって(1983)/いかに宇野浩二が語ったかを私が語る(1985)/男の領域と女の領域のせめぎあい(1985)/そして小説は生き延びる(2000)/対談・小説の自由(2005)) 解説 保坂和志
2023/07/31 刊行

現代アート市場における価格の象徴的意味
オラーフ・ヴェルトハイス 著/陳海茵 訳
多くの人は、オークションに出品された有名な絵画の落札額に驚愕したり、困惑したりしたことが少なからずあるはずだ。なぜ人びとは困惑するのか? その根源には、値段が付けられる「プロセス」の不透明さがある。 本書では、アート市場という特殊な交換の場におけるゲームのルール、「意味の交換システム」の存在を明らかにする。そして、経済学的理論モデル、インタビュー、データ分析、さらに参与観察などの社会学的方法を用いて、その特徴を分析していく。 経済学では、商品の値段は単なる値だが、それは芸術家とその作品に「象徴的意味(信頼・名声など)」をもたらすだけでなく、アート市場の根幹をなすものでもあるのだ。◆目次 まえがき 序章 イントロダクション――アートの価格は単なる数字ではない―― 1章 アート市場の構造――芸術はいかに商品化されるのか―― 2章 意味の交換――支援と感謝の気持ちを交換する―― 3章 後援者VS便乗者――ギャラリーとオークションはなぜ相容れないのか―― 4章 価格の決定要因――統計分析からみるアートの諸要素と価格の関係性―― 5章 値付けの技術――ディーラーは実際にどのように価格をつけるのか―― 6章 価格の物語――価格はどのように正当化されるのか―― 7章 価格の象徴的意味――価格に込められた意味を読み解く―― 8章 結 論――価格が私たちに語りかけること―― 付録A/インタビュー質問票 付録B/インタビューサンプルの解説 付録C/美術品価格の記録 付録D/美術品価格のマルチレベル分析 参考文献 索引
2023/07/31 刊行

軍事分析入門
高橋杉雄 著
ロシアによるウクライナ侵攻が露わにした「大国間大戦争」時代の到来。日本周辺では、北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国は急速に軍事力の近代化を行うなど、安全保障環境が厳しさを増している。防衛費の大幅な増額が決まるなか、それが有効に使われているのか検証するためにも、軍事に関する知識が必要になっている。日本の防衛政策の第一人者による、軍事を理解するための入門書。
2023/07/24 刊行

戦争の中のウクライナ人
オリガ・ホメンコ 著
2022年2月24日。ロシアの侵攻が始まったあの日から私たちの生活は一変した。キーウに生まれ育ち、日本で博士号を取得したウクライナ人の著者が、戦争下で見たこと、考えたことを綴る。
2023/07/24 刊行

戦争の中のウクライナ人
オリガ・ホメンコ 著
2022年2月24日。ロシアの侵攻が始まったあの日から、私たちの生活は一変した。戦争の予感、避難生活の現実、引き裂かれた家族、ロシアの友人への思い……。キーウに生まれ育ち、日本で博士号を取得したウクライナ人の著者が、戦争下で見たこと、考えたことを綴る。
2023/07/24 刊行

軍事分析入門
高橋杉雄 著
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻により、「大国間大戦争」の時代が到来したことを、世界中が強く認識せざるを得なくなった。グローバルなパワーバランスは変化し、米国の軍事力ももはや絶対的なものではなくなっている。北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国が急速に軍事力の近代化を行うなか、日本も、安全保障や軍事について、より当事者意識を持たなければならなくなった。軍事力の最も優れた使い方は、戦争を起こさないこと、つまり抑止力として機能させることである。抑止力を強化した上で、安全保障上の対立が戦争にエスカレートしないよう、危機管理に取り組んでいかなければならない。そのためには、一部の官僚や専門家だけでなく、国民全体がある程度の軍事に関する知識を持つことが必要となる。防衛費の大幅な増額が決まったが、戦争を抑止するために自衛隊は適切に整備され、運用されているのか? それを検証し、必要があれば別の意見を提示する――納税者である国民が、自分たちでも創造的に政策の在り方を考えていかなければならないときに来ている。日本でも、軍事を考えることが必要になってきているのである。
2023/07/24 刊行

神夢想流林崎甚助7
岩室忍 著
神に与えられた剣技を磨く旅もついに終わる。全国を巡り、故郷楯岡に帰った重信は、奥の院に庵を結ぶ。居合の源流を描く歴史大河、堂々完結! 書き下ろし。
2023/07/21 刊行

三津田信三 著
蔵から発見された三つの記録。それらはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容で――。最凶「幽霊屋敷」シリーズ最新作!〈解説〉芦花公園
2023/07/21 刊行

新装版
武田百合子 著
深沢七郎、大岡昇平ら友人たちを送った昭和最後の三年間。日々の出来事や気持の照り降りを心に響く文章で綴る最後のエッセイ集。〈巻末エッセイ〉武田 花
2023/07/21 刊行