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梅崎春生 著
軽妙な語り口で市井の人びとの日常をユーモラスに描いた梅崎春生。一九五五年に直木賞を受賞した表題作ほか、「黒い花」「零子」(全集未収録)など同賞の候補作全四篇と、自作について綴った随筆を併せて収める。文庫オリジナル作品集。〈解説〉荻原魚雷■目次 Ⅰ黒い花/零子/拐帯者/猫と蟻と犬/ボロ家の春秋Ⅱ私の小説作法/私の創作体験/わが小説/私の小説作法
2021/06/23 刊行
安西水丸 著
「夢の中でとてもきれいな海を見つけたの。私のいるずっと左上のほうに」。夢と現実の交錯、そして突然の別れを描く表題作ほか、二度と戻らない時間や大切なひとの喪失、刹那の愛の風景を綴る短篇集。繊細な空気をまとった十二篇を収録する。〈解説〉嵐山光三郎
2021/06/23 刊行
高田在子 著
「てめえに売る魚なんかねえ! とっとと帰れ!」日本橋魚河岸で怒声を浴びた慎介とちはる。振り向くと仲買人の鉄太が仁王立ちしていた。うまい料理とおもてなしで客足を取り戻した旅籠「朝日屋」に対し、鉄太は拭えぬ怒りを抱えていた――(第一話「まことの味」)挫折の味を知る人が笑顔を取り戻す朝日屋、今日も開店! 文庫書き下ろし目次第一話 まことの味第二話 幸せの膳第三話 小さな日輪第四話 一陽来復の朝
2021/06/23 刊行
猪瀬直樹 著
昭和二十三年十二月二十三日、東條英機をはじめA級戦犯が処刑された。なぜ皇太子明仁の誕生日、のちの「天皇誕生日」が選ばれたのか。そこにアメリカが仕掛けた「暗号」から敗戦国日本の真実を解き明かす、『昭和16年夏の敗戦』完結篇。再刊にあたり書き下ろし論考「予測できない未来に対処するために」を収録。〈解説〉梯久美子(『ジミーの誕生日』『東條英機 処刑の日』改題)
2021/06/23 刊行
内田百間伝
山本一生 著
「風といふより、音ぢやないですか」――没後50年を迎えた内田百間の残した作品と戦前・戦後の膨大な日記を、稀代の日記読みが丹念に読み込む初の評伝。「恋文」「恋日記」の時代から結婚、そして別居、学生たちとの深い交流、高利貸しとの付き合い、飛行機と船と汽車、名作誕生の経緯など、周辺の事実と照合しながら、その「わがまま」な人生を再構築する。
2021/06/22 刊行
多彩なテキストから日本語との差異を意識して学ぶ
長沼登代子 著
受験を控えた高校生や大学生、そしてもう一度学びたい社会人から現役英語教師まで、目から鱗の解説で英語力・読解力が向上します。テキストはイギリス児童文学や「万葉集」など多様です。
2021/06/22 刊行
伊藤比呂美 著
新しい生活が始まった。熊本―東京を行き来するあたしを待つのは、愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。ハマる事象、加齢の実状、一人の寂しさ、そして、自由。老いの体感をリアルに刻む。
2021/06/22 刊行
大恵和実 編訳/上原かおり/大久保洋子/立原透耶/林久之 訳
孔子は時空を越え、諸葛亮孔明は珈琲栽培に成功し、マカートニー伯爵は乾隆帝の迷宮に閉じ込められ、魯迅は故郷でH・G・ウェルズのタイムマシンに出くわす――悠久の中国史を舞台に、今もっとも勢いのある中国の作家7人が想像力の限りを尽くした超豪華短篇集
2021/06/22 刊行
文化首都構想の挫折と戦後日本
吉見俊哉 著
空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会のたびに、破壊と大規模開発を繰り返し巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった......。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構想しなおす。
2021/06/22 刊行
看護・福祉で大事なこと
村上靖彦 著
やがて訪れる死や衰弱は、誰にも避けられない。自分や親しい人が苦境に立たされたとき、私たちは「独りでは生きていけない」と痛感する。ケアとは、そうした人間の弱さを前提とした上で、生を肯定し、支える営みである。本書は、ケアを受ける人や医療従事者、ソーシャルワーカーへの聞き取りを通じて、より良いケアのあり方を模索。介護や地域活動に通底する「当事者主体の支援」を探り、コロナ後の課題についても論じる。
2021/06/22 刊行
古代王権を動かした異能の政治家
仁藤敦史 著
古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。息子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。
2021/06/22 刊行
運命の一撃
横山信義 著
「最優先目標は『ヤマト』と『ムサシ』。この二隻に、雷爆撃を集中せよ」フィリピンへ来寇した敵上陸部隊を撃滅すべく、連合艦隊の全戦力を投じる捷号作戦が開始された。開戦以来の連戦により、戦力の大半を失った機動部隊は囮となり、米海軍空母部隊を戦場から引き離す作戦を実行、甚大な損害を被りつつも成功に導く。一方、大和、武蔵ら水上砲戦部隊はレイテ湾を目指し進撃を開始。だがそれは、米海軍の新鋭戦艦が待ち構える阻止線の正面突破を意味していた――。前衛隊として突き進む防空巡洋艦「青葉」の前に、米海軍の防空巡洋艦「アトランタ」が立ち塞がる!
2021/06/21 刊行
==特集==孤独と怒りに社会は軋む◆〔対談〕暴走する心のメカニズムネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか▼中野信子×木原祐健◆人に迷惑をかけたくない……都市に沈みゆく声なき孤立者たち▼石田光規◆〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字 分断と貧困が進む日本社会 「三重苦」からの打開策は?▼湯浅 誠×田中拓道◆孤独・孤立対策担当大臣に聞く喫緊の課題に、大胆に対応する▼坂本哲志◆関心競う経済に振り回されるメディアと私たち「非実在型炎上」は何を示すのか▼鳥海不二夫◆「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカ▼フランシス・フクヤマ 聞き手:会田弘継◆犯人は「一人で死ね」ばいいのか?暴発型事件の背後に横たわるもの▼磯部 涼◆〔対談〕ひきこもると意欲が低下する「コロナうつ」と「欲望」の関係▼斎藤 環×佐藤 優======【時評2021】●「ワクチン敗戦」の敗因分析▼鈴木一人●いまあらためて考えるオリンピック・パラリンピックの経済効果▼飯田泰之●「今ここにある危機」と科学研究の未来について▼内田麻理香◆空前の大勝から四年、都議選を前に小池都知事の応援頼みか?都民ファーストの会の夢と挫折、そしてこれから▼岩崎大輔◆日本共産党が描く未来図野党共闘の行方と社会主義の時代▼志位和夫==特集==コロナが暴いた日本医療の穴◆医療改革まったなし 厚労省は「お役所仕事」を改めよ病院の貢献「見える化」、検査徹底、知事権限の強化を▼小林慶一郎◆かかりつけ総合医制度で医療の逼迫を防げ▼草場鉄周◆看護師への権限委譲と非常時の人員配置がカギ▼森山美知子======◆〔対談〕解剖学者と免疫学者が語る 老いと病とAIM創薬ネコの寿命とヒトの「壁」▼養老孟司×宮崎 徹◆米津玄師、YOASOBI──音楽界の地殻変動ネットが生み出す才能とメガヒット▼柴 那典◆【第22回 読売・吉野作造賞 発表】受賞作『デジタル化する新興国』伊藤亜聖選評:北岡伸一/猪木武徳/山内昌之/白石 隆/吉川 洋/老川祥一/松田陽三《好評連載》●ロバート キャンベルの一冊対談集【第7回】絵師のスピリッツは時空を超えて▼山村浩二/聞き手:ロバート キャンベル●冒険の断章【第24回】理解を超えてひらかれる普遍▼角幡唯介●地図記号のひみつ【第14回】「地形図」にも船の記号が▼今尾恵介《連載小説》●馬上の星──小説 馬援伝 【第3回】▼宮城谷昌光●任?楽団【第5回】▼今野 敏●南洋のエレアル【第5回】▼中路啓太
2021/06/18 刊行
愛蔵版
岸田麗子 著
この本を読まずに劉生の事を知ろうとする人は、劉生の画業を麗子像をぬかして話そうとする人に似ている――(武者小路実篤「序」より)〈麗子像〉を通じて誰もが知る愛娘が、父・劉生の日記や手紙を引きつつ、その幼年時代から死までを綴った手記。新たな表現を求めて苦悩し、角力を愛し、時に癇癪を起こす――画家・劉生、そして人間・劉生を知るうえで欠かせない一冊。カラー口絵8P、著者が劉生の死後を綴った単行本初収録の随筆4篇、麗子の娘である画家・岸田夏子による解説を増補した新版。図版多数収載。【岸田劉生生誕130年記念企画】【目次より】序(武者小路実篤) ○幼年時代から結婚まで代々木時代鵠沼時代京都時代鎌倉時代満州へ ○解 説(谷川徹三)〈巻末付録〉岸田麗子随筆選父の遺してくれたものある女の講演草稿あれから三十年母のこと ――劉生を夫に選んだひと ○岸田麗子 ――「麗子像」の先へ(岸田夏子)
2021/06/18 刊行
中野信子/木原祐健/石田光規/湯浅誠/田中拓道/坂本哲志/鳥海不二夫/フランシス・フクヤマ/会田弘継/磯部涼/斎藤環/佐藤優 著
(目次より)●〔対談〕暴走する心のメカニズムネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか中野信子×木原祐健●人に迷惑をかけたくない……都市に沈みゆく声なき孤立者たち石田光規●〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字分断と貧困が進む日本社会「三重苦」からの打開策は?湯浅 誠×田中拓道●孤独・孤立対策担当大臣に聞く喫緊の課題に、大胆に対応する坂本哲志●関心競う経済に振り回されるメディアと私たち「非実在型炎上」は何を示すのか鳥海不二夫●「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカフランシス・フクヤマ/聞き手:会田弘継●犯人は「一人で死ね」ばいいのか?暴発型事件の背後に横たわるもの磯部 涼●〔対談〕ひきこもると意欲が低下する「コロナうつ」と「欲望」の関係斎藤 環×佐藤 優
2021/06/18 刊行