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池波正太郎 著
ところで私は、東京にいるとき、あまりチキンライスを食べない。旅の空の下で、チキンライスは、私と切っても切れないものになるのである。 (本文より)初対面の人びととの接触こそ旅の醍醐味と唱え、自分が生まれた日の父のことばを思い、四季のない町は日本の町ではないと説いて薄れゆく季節感を憂える……。時代小説の大家にして食エッセイの達人が綴る、食、旅、暮らし。〈巻末付録〉有馬頼義・おおば比呂司・池波正太郎座談会「わたくしの味自慢」
2022/08/23 刊行
橋本治 著
僕は傷ついている。その傷に、僕自身でさえさわりたくない――許婚者・美也に裏切られ、一夜にして全てを失った東大生・貫一。愛に絶望し、金の悪鬼となった彼のもとへ突然、資産家との結婚を選んだ美也が舞い戻る。虚無を抱えた二人の再会は、悲劇か、喜劇か。尾崎紅葉『金色夜叉』を平成に甦らせた、橋本治最後の長篇小説。〈解説〉橋爪大三郎
2022/08/23 刊行
逢坂剛 著
「百舌」シリーズの逢坂剛が放つ究極のエンターテインメント!新選組副長・土方歳三は箱館で落命した――はずだった。頭部に被弾し記憶を失った土方は、彼を慕う時枝ゆらとともに、アメリカ西部へと渡った。執拗にゆらを狙う悪徳保安官・ティルマンを討った土方の元に、さらなる刺客が迫る。その正体は、美しき女ガンファイターと元・新選組隊士。全てを喪った男は、大切な者を守り抜き、記憶を取り戻すことができるのか!
2022/08/23 刊行
竹西寛子精選作品集
竹西寛子 著
多感な少女の心の揺らぎを繊細な筆致で描いた「神馬」をはじめ、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」など短篇小説十三篇。古典文学へ、広島の原爆体験へと思索を誘う「愛するという言葉」「時の縄」など随想八篇。自選短篇集に国語教科書で親しまれた作品を併せた決定版作品集。〈解説〉堀江敏幸目次Ⅰ 兵隊宿/虚無僧/蘭/春/迎え火/降ってきた鳥/湖/花の下/鶴/神馬/霊烏/鮎の川/儀式Ⅱ旅/虹/春 秋/広島が言わせる言葉/愛するという言葉/時 計/神 秘/時の縄 あとがき解説 堀江敏幸
2022/08/23 刊行
完全版
宮脇俊三 著
一九八〇年、『時刻表2万キロ』の著者は全線乗りつぶしのため台湾へと向かった。戒厳令下で日本人観光客は団体ツアーばかりの当時、阿里山鉄道を筆頭とする狭々軌鉄道や、開通したばかりの超特急、砂糖会社線などを八日間で乗り尽くす。その後の八三年、九四年の全島一周達成の紀行を増補した著者台湾紀行の完全版。〈解説〉関川夏央(目次より)台湾鉄路千公里1 一九八〇年六月二日(月) 桃園国際機場/台北車站/自強号、往高雄/空襲警報時旅客須知2 六月三日(火) ?光号餐車/対号特快車/阿里山森林鉄路/呉鳳旅社3 六月四日(水) 台糖公司虎尾総廠路線/集集線/海線、山線、循迴追分線/台中柳川西路4 六月五日(木) 東勢線・内湾線/淡水線・新北投/台北夜場5 六月六日(金) 濂洞・侯?・菁桐/嶮路北迴線/花蓮新站6 六月七日(土) 花蓮港/太魯閣峡/狭々軌特急、光華号/台東市7 六月八日(日) 公路局公共汽車、金龍号/屏東線、東港線 終 章 あとがき台湾鉄路千百公里台湾一周二人三脚台湾一周、全線開通解説(関川夏央)
2022/08/23 刊行
神楽坂の赤犬
愛川晶 著
胸には警察手帳、手には高座扇!? 噺家に憧れ弟子入り志願までした過去を持つ平林定吉も、いまや神楽坂署のベテラン刑事。落語界の隠れた名探偵・八代目林家正蔵、食欲と腕っ節なら自信ありの新人刑事・三崎優子とともに、街の事件を解決する。パワフルで懐かしい昭和五〇年代の東京を舞台に、落語愛あふれる警察小説が誕生。〈解説〉谷原秋桜子
2022/08/23 刊行
風雲江南行
井上祐美子 著
「最初からご存知だったのですか」「貴殿が、この世に生れたときから」。不老不死の郷・桃花源。その手がかりを求めて江南を旅する戴星たちは、道中盗みの嫌疑を掛けられるも、怪力の少年僧と老師に助けられる。偶然に思えた彼らとの出会いは、十七年前の予言によって定められていた。中華歴史ファンタジー、白熱の第二巻!(全四巻)
2022/08/23 刊行
開封暗夜陣
井上祐美子 著
不老不死の伝説が眠る郷・桃花源。その謎を解く鍵は、旅芸人の少女・宝春にあった。不死の力を求める者たちに狙われた宝春は、生き別れの母を探す貴公子・戴星、天命を与えられた秀才・希仁に救われる。三人の出会いは、国を揺るがす壮大な冒険の始まりだった。中華歴史ファンタジー、ここに開幕!(全四巻)
2022/08/23 刊行
人生を豊かにする作法
外山滋比古 著
いつまでも一人前にならない大きなこどもが増えた。手おくれになる前に大人になる努力を始めなければならないが、意外に難しい。『思考の整理学』の著者が、日常生活のさまざまな場面で考えた、成熟のための作法とは
2022/08/22 刊行
市川憂人 著
目の前に現れた亡き恋人と、二度死んだ恩師の妻――。灰色のベールが取られた時、この謎の真の姿が現れる。市川憂人の驚愕ミステリ!
2022/08/22 刊行
清水晴木 著
「――あなたに出会えてよかった」東京湾を横断するフェリーが発着する小さな港町・金谷を舞台に、約30年に亘って、紡がれる出会いと別れ、そして再生の物語。――愛する妻、大好きな母を失った血の繋がらない父子。挫折し故郷に戻ったバレリーナと、寄り添う書道の先生。映画好きの同級生に恋した女子中学生の一大決心。卒業式間近に親友となった二人の男子高校生。余命宣告を受けた元妻と数十年ぶりに偶然再会した男。彼らを見守るフェリー乗り場の総合案内係・椿屋誠。無機質に見えた彼の心と表情も、人々の出会いと別れに触れ、やがて......。
2022/08/22 刊行
痛快! 心地よく生きるヒント100
樋口恵子 著
『老いの福袋』で大人気、ヒグチさん(90歳)が悩み事に答えます! 人生100年時代のお金、人間関係、介護、生きがいなど――の難問をスッキリ解決! 読めば面白くてためになる一冊。
2022/08/22 刊行
佐藤大輔 著
本能寺の変を生きのび、関ヶ原で柴田勝家を下し、天下獲りを目前にする信長。だが、密かに伊達、上杉と手を組み力を蓄えた家康が、ついに叛旗を翻す! 時代短篇「葉桜」を収録。
2022/08/22 刊行
山野辺太郎 著
「飛ぶのが、怖いの?」仕事で空を飛んで、この島にやってきた「僕」に人生2度目の決行のときが近づく。無人のはずの北硫黄島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、6色の風船……。人はなぜ飛ぼうとするのか、そして飛ぼうとしないのか。文藝賞受賞第1作に書き下ろし「孤島をめぐる本と旅」を収録
2022/08/22 刊行
「山紫水明」が伝える千年の都
鈴木康久/肉戸裕行 著
人口150万を数える京都。街を歩けば、どこからでも山が見え、川では子どもが遊んでいる。これほど人々と山河が近い大都市は珍しい。1200年前の遷都時に桓武天皇が「山が襟のように囲んでそびえ、川が帯のようにめぐって流れる自然の要害」であると述べたように、京都の山河は常に人々と共にあった。本書は東山・北山・西山の三山、鴨川・桂川・宇治川・琵琶湖疏水、さらに市中の川を紹介、知られざる歴史を明かす。
2022/08/22 刊行