ホーム > 単行本 > 孤島の飛来人
山野辺太郎 著
「飛ぶのが、怖いの?」仕事で空を飛んで、この島にやってきた「僕」に人生2度目の決行のときが近づく。無人のはずの北硫黄島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、6色の風船……。人はなぜ飛ぼうとするのか、そして飛ぼうとしないのか。文藝賞受賞第1作に書き下ろし「孤島をめぐる本と旅」を収録