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僕が10年間少年院に通って考えたこと
ゴルゴ松本 著
人々の心に寄り添い続けた著者が漢字を通して語る、前向きに生きるための『命』の授業もう死んでしまいたい、そう思う人にはこう提案します。死ぬ前に「十人」のお手伝いをしてください。誰でもいい。困っている人を助けるのです。この時には会話もあるでしょう。相手から返ってくる「ありがとう」「助かったよ」という言葉。悪いほう、悪いほうへと思いを向けていた自分が、ふと、とどまる一瞬が訪れるのではないでしょうか。「―」の横軸に縦軸が交わって、それがプラス、つまり「十」になる。お母さんのお腹の中にいるのは「十」月「十」日、キリスト教では「十」字を切って神に祈る。僕は「十」を、生きるためにとても大事な漢字だと解釈しています。「命」などの漢字ギャグで人気者となったお笑いコンビ・TIMのゴルゴ松本。彼は2011年から現在に至るまでの10年間、全国各地の少年院を中心に、漢字の知識を通して人生について語るボランティア活動『「命」の授業』を行っている。長きにわたり悩める人たちの人生に寄り添ってきた著者がいま改めて語る、生きづらい時代を楽しく生きるヒント。巻末に、同じく「金八先生」として若者の悩みに向き合ってきた武田鉄矢氏との対談を収録。
2021/12/09 刊行
十字架、神殿から仏像、怪獣まで
中村圭志 著
十字架、仏像、モスク、曼荼羅、地獄絵図、神話の神々、竜――。シンボルマークや聖なる空間、絵画、彫刻、映画などによって形成された「イメージ」は、教義と並ぶ宗教の重要な特徴だ。それを分析する技法が宗教図像学である。本書では、ユダヤ教、キリスト教、仏教をはじめ、世界の主な宗教の図像学的知識を一挙解説。「天界の王族」「聖なる文字」などのトピックごとに、奥深い宗教文化の魅力を余すことなく紹介する。
2021/10/18 刊行
浅野和生 著
古代ギリシア美術といえば「ミロのヴィーナス」、ルネサンス美術といえば「モナ・リザ」。さて、典型的な中世美術といえば、何だろうか。キリスト教美術というイメージもあって日本人にはとっつきにくい印象があるが、先入観を取り払って見てみれば、奥深く多様な魅力に溢れている。エフェソス、ラヴェンナ、ブリュージュなどの遺跡や町をめぐり、大聖堂のステンドグラスを見上げながら、未知の世界に触れよう。
2021/08/31 刊行
マイモニデス物語
中村小夜 著
イスラーム教徒とキリスト教徒が抗争する十二世紀の地中海。勢力を広げるムワッヒド朝が突きつけた「改宗か死か」。神を求める人間の葛藤、迷い、失望と愛憎。マイモニデスはスペインからエジプトへと異郷を放浪しながら、言葉の力で迫害に抵抗し、人々に生きる勇気を与える。史実に基づき、中世最大のユダヤ思想家の波乱の生涯を描く歴史物語。序 章第一章 背教者第二章 書状の決闘第三章 ミルトスの庭第四章 フスタート炎上第五章 死者の町第六章 王者と賢者終 章あとがき/表記上の注記/引用出典/参考文献
2021/07/30 刊行
現代の信仰と社会に何が起きているか
藤原聖子 著
近年、危険とみなされる宗教に対して、「異端」にかわり、「過激」という表現がよく使われる。しかし、その内実は知られていない。本書は、イスラム、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道などから、過激とされた宗教思想をとりあげ、わかりやすく解説。サイイド・クトゥブ、マルコムX、ジョン・ブラウン、井上日召、メイル・カハネらの思想を分析し、通底する「過激」の本質を明らかにする。
2021/07/30 刊行
葬式仏教からスピリチュアル文化まで
岡本亮輔 著
日本では信仰を持たない人が大半を占めるが、他方で仏教や神道、キリスト教の行事とは縁が深い。日本人と宗教の不可思議な関わりはどこへ向かうのか。新宗教の退潮とスピリチュアル文化の台頭、変わる葬式や神社の位置づけ、ケルトや縄文など古代宗教のブーム……。宗教を信仰の面だけでなく、実践や所属の観点も踏まえ、その理解を刷新。人々の規範から消費される対象へと変化しつつある宗教の現在地を示す。
2021/07/09 刊行
葬式仏教からスピリチュアル文化まで
岡本亮輔 著
日本では信仰を持たない人が大半を占めるが、他方で仏教や神道、キリスト教の行事とは縁が深い。日本人と宗教の不可思議な関わりはどこへ向かうのか。新宗教の退潮とスピリチュアル文化の台頭、変わる葬式や神社の位置づけ、ケルトや縄文など古代宗教のブーム......。宗教を信仰の面だけでなく、実践や所属の観点も踏まえ、その理解を刷新。人々の規範から消費される対象へと変化しつつある宗教の現在地を示す。
2021/04/20 刊行
「桶狭間の戦い」から「大坂の陣」まで
中央公論新社 編
鉄砲により戦術が大きく転換した桶狭間の戦い(1560年)から、大坂夏の陣(1615年)までの55年間を対象に、主要な合戦と武将の興亡を通して、信長から秀吉、家康へと至る天下統一の壮大なストーリーを描く。知っておくべき最新の研究成果を紹介するほか、「鉄砲」「キリスト教」「銀」をキーワードに世界史の視点も取り入れ、戦国日本の状況をダイナミックに叙述する。
2020/11/05 刊行
島田裕巳 著
日本人はくり返し流行する疫病を神として祀ることで、その災厄から逃れようとしてきた。都の発展は病の流行を生み、疫病退散のために祇園祀りが行われた。また、ある種の疫病は「怨霊」として人々から恐れられてきた――。そこには、一神教の世界と異なり、多神教の日本だからこその疫神を祀るという行為がある。長い歴史の中で、日本人はどのように病と闘ってきたのだろうか。【目次】第1章 医学はどれだけ流行病に無力だったのか第2章 疫病神としての天照大神第3章 疫病は仏教伝来のせいなのか第4章 天然痘の大流行が東大寺の大仏を生んだ第5章 祗園祭の起源は疫病退散第6章 菅原道真を怨霊とした咳病はインフルエンザ第7章 疫病がくり返される末法の世が鎌倉新仏教を生んだ第8章 なぜキリスト教の宣教師は日本に疫病をもたらさなかったのか第9章 虎狼狸という妖怪の正体はコレラ
2020/10/09 刊行
マルコ伝による
矢内原忠雄 著
イエスが神の子であるのは、奇跡や神秘性ではなく真実と愛に基づくものである。四福音書の中で、最も古く、事実に即して、人としてのイエスの伝道の生涯を中心に記した「マルコの福音書」によるイエス伝を、作者マルコの意図を汲み取りながら、イエスの愛にあふれた言行を活き活きと映し出す。巻末に著者による「キリスト教早わかり」を収録。目次第一章 福音の始め一 マルコ伝の特徴二 イエスの聖召第二章 伝道の始め一 最初の説教二 最初の奇蹟第三章 戦闘の始め一 敵の出現二 パリサイ人三 イエスの対敵態度四 敵味方の分解第四章 伝道第二段一 伝道方法の変更二 種播きの譬話第五章 湖水の彼岸此岸一 湖上の突風二 ゲラセネの豚三 血漏の女四 ヤイロの娘付 奇蹟論第六章 地方伝道一 故郷訪問二 弟子の派遣三 洗礼者の死四 五千人のパン第七章 ゲネサレ行一 丘のいのり二 食物論争第八章 異邦の彷徨一 スロ・フェニキヤ二 ガリラヤの海三 ピリポ・カイザリヤ第九章 ヘルモン山一 山頂の変貌二 山麓の治癒第十章 エルサレムに向かう一 ガリラヤを過ぐ二 ヨルダンのかなた三 エルサレム街道四 エリコを過ぐ第十一章 最後の入京一 驢 馬二 無花果三 宮四 山第十二章 最後の論戦一 資格問題二 納税問題三 復活問題四 誡命問題五 追 撃付 最後の論戦に現われたるイエスの神観第十三章 最後の預言一 神殿の崩壊二 荒すにくむべき者三 無花果の樹よりの譬付 補 講第十四章 葬の備え一 祭司長・学者二 ベタニヤのマリヤ三 イスカリオテのユダ第十五章 最後の晩餐一 準 備二 「我を売る者」三 過 越四 晩 餐第十六章 ゲッセマネ一 途にて二 園にて三 外にて四 ゲッセマネの祈りの意味第十七章 イエスの裁判一 大祭司の法廷二 ペテロの否認三 ピラトの法廷四 不法と虐待第十八章 イエスの十字架一 侮 辱二 十字架の上にて三 イエスの十字架の意味第十九章 イエスの復活一 埋 葬二 復活の晨三 追 加付 イエスの復活の記事について基督教早わかり一 信仰の力二 天の父三 罪のあがない四 体の復活五 宇宙の完成六 聖霊の働き七 神中心の生活あ と が き
2020/05/29 刊行
佐藤彰一 著
『禁欲のヨーロッパ』ヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どう変化していったか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、ローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで、千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す。『贖罪のヨーロッパ』中世西欧では、禁欲の達成のために自らの欲望のありかを特定し、意識的に摘出する思想が生まれた。この贖罪の制度化は、社会に大きな影響を与え、修道院の生活を厳しく規定していく。6~12世紀の社会を、修道院の制度、王侯との関係、経済、芸術等から読み解く。『剣と清貧のヨーロッパ』12世紀、突如それまでの修道制の伝統から大きく離れた修道会が生まれた。聖地エルサレムやイベリア半島などで戦った騎士修道会と、聖フランチェスコらが信仰のあり方をラディカルに変革した托鉢修道会である。これら修道会の由来と変遷を、戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。『宣教のヨーロッパ』16世紀の宗教的動揺は、イエズス会という新たな組織を生んだ。霊操と教育を重視し、異教徒への宣教を実践するイエズス会は、ポルトガル・スペインの植民地開拓とともに新大陸やアジアへ進出した。その思想や布教方法、経済的基盤など、「キリスト教の世界化」のプロセスを詳細に検証する。『歴史探究のヨーロッパ』宗教改革以降、カトリックは修道院での学術活動を活発化させた。サン・モール修道会のマビヨンをはじめとする人文主義者が教会史や聖人伝などの文書を批判的に検証することで、文献学や文書学、ローマ法の解釈学など、現代の歴史学の基礎が誕生する。啓蒙思想の席巻、宗教と世俗の相剋の間で、歴史と真理を探究した人々の足跡を追う。
2020/03/31 刊行
最後の審判から無名戦士の墓まで
指昭博 著
人は死んだらどこへ行くのか――。古来、人々は死後の世界をさまざまにイメージしてきた。本書では天国と地獄、「最後の審判」、幽霊など、キリスト教の世界観を紹介し、とりわけイギリス社会に大きな影響を与えることになったカトリックとプロテスタントの違いを指摘。キリスト教の死生観が生み出してきた墓やモニュメント、シェイクスピアらの文学や映画、芸術作品など、「死の文化」の豊かな世界をめぐる。
2020/01/17 刊行
日本の「しきたり」のウソ・ホント
島田裕巳 著
イベント好きな日本人に商業主義も忍び寄る……●神社の「二礼二拍手一礼」は伝統的な作法なんかじゃない!●除夜の鐘を全国に広めたのはNHKだった!?●初詣は鉄道会社の営業戦略だった! ●郊外の墓参りはバブルが生んだ年中行事! ●結婚式のご祝儀もお葬式の半返しも伝統なんかじゃない! ●そもそも、クリスマスはキリスト教と関係がない!日本人が「しきたり」と思っている行事には、ごく最近生み出されたものが少なくない。私たちは「しきたり」とどう向き合えばいいのか。神社に掲げられる「二礼二拍手一礼」は伝統的な作法なんかじゃない! 初詣は鉄道会社の営業戦略だった! 郊外の墓参りはバブルが生んだ年中行事! 結婚式のご祝儀もお葬式の半返しも伝統なんかじゃない! そもそも、クリスマスはキリスト教に関係がない! 日本人が「しきたり」と思っている行事には、ごく最近生み出されたものが少なくない。私たちは「しきたり」とどう向き合えばいいのか。「しきたり」の概念を根底から覆す一冊。
2019/11/08 刊行
「愛と平和」を説きつつ戦う論理
石川明人 著
世界最大の宗教、キリスト教の信者は、なぜ「愛と平和」を祈りつつ「戦争」ができるのか? 殺人や暴力は禁止されているのではなかったか? 本書では、聖書の記述や、アウグスティヌス、ルターなど著名な神学者たちの言葉を紹介しながら、キリスト教徒がどのように武力行使を正当化するのかについて見ていく。平和を祈る宗教と戦争との奇妙な関係は、人間が普遍的に抱える痛切な矛盾を私たちに突きつけるであろう。
2019/11/08 刊行
最後の審判から無名戦士の墓まで
指昭博 著
人は死んだらどこへ行くのか――。古来、人々は死後の世界をさまざまにイメージしてきた。本書では天国と地獄、「最後の審判」、幽霊など、キリスト教の世界観を紹介し、とりわけイギリス社会に大きな影響を与えることになったカトリックとプロテスタントの違いを指摘。キリスト教の死生観が生み出してきた墓やモニュメント、シェイクスピアらの文学や映画、芸術作品など、「死の文化」の豊かな世界をめぐる。
2019/09/18 刊行