池澤夏樹 著
漂着した南の島で否応もなく始まった孤絶の生活。文明世界を脱した青年は、自然と一体化する至福を刻々と体感していく――。この上なく鮮烈な長篇デビュー作。
2020/9/30 刊行
「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
石原比伊呂 著
建武三年(一三三六)、京都を制圧した足利尊氏は新天皇を擁して幕府を開いた。後醍醐天皇は吉野に逃れ、二帝が並び立つ時代が始まる。北朝の天皇や院は幕府の傀儡だったと思われがち…
2020/9/30 刊行
そにしけんじ 著
ついに第10巻! 子どもから大人まで楽しめる大人気猫マンガ。今回もミー太郎が大活躍! <読売新聞日曜版人気連載>
2020/9/30 刊行
吉田類 著
独特のダンディズムは何に由来するのか。BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」ほか、多彩な活躍を続ける著者が綴った、大人の味の極上エッセイ。〈ふらりとのれんをくぐり、酒を飲み、…
2020/9/30 刊行
1998年オリジナルバージョン
矢月秀作 著
110万部突破の大人気シリーズ〈もぐら〉は、この本の改稿から生まれた――影野竜司が誕生した幻の書をここに復刻!! 本編とはひと味違うスピード感や荒々しさをご堪能ください。…
2020/9/30 刊行
刑事・鳴沢了
堂場瞬一 著
刑事として生まれた男×東京地検。恩讐の奥に隠された悲しき真実とは?堂場瞬一史上売上NO.1シリーズ第八弾。西八王子署管内で代議士が不審死。ろくな捜査もせず警察は事故と断じ…
2020/9/30 刊行
池澤夏樹 著
しなやかな感性と端正な成熟が生み出した唯一無二の世界。生きることにほんの少し惑うとき、何度でもひもときたい永遠の青春小説。芥川賞受賞作品。
2020/9/30 刊行
新版
立花隆 著
宇宙から地球を見る。この極めて特異な体験をした人間の内面には、いかなる変化がもたらされるのか。十二名の宇宙飛行士の衝撃に満ちた内的体験を、卓越したインタビューにより鮮やか…
2020/9/30 刊行
反時代的な即興論文
寺山修司 著
「君の魂のゴミタメのなかにしか荒野は見いだされないことを、君は知っているのか?」ぼくの内なる戦場、ロマン・ロラン論、関西学院大学での演説、ロビンソン宣言、石井輝男やゴダー…
2020/9/30 刊行
浅田次郎 著
えっ、その責任おれがとるの!?仕事と、家庭と、世の中と――戦う男の本分とは。司馬遼太郎賞・中央公論文芸賞受賞。『一路』『流人道中記』の浅田次郎が贈る、笑って泣ける傑作時代…
2020/9/30 刊行
新版
澁澤龍彦 著
『悪徳の栄え』の著者、サディズムの祖として知られるマルキ・ド・サド。この公序良俗に対決しつづけた18世紀フランスの貴族の生涯を、誕生から性的醜聞、幽囚生活、孤独な晩年まで…
2020/9/30 刊行
レーガン大統領の命を救った男
ジェリー・パー 著/キャロリン・パー 執…
大統領や外国高官など要人警護にあたるシークレットサービス。その内側を大統領警護隊長を務めた人物が包み隠さず語る。犠牲をいとわない誇り高き人々の緊張と情熱の日々。警護にあた…
2020/9/30 刊行
永井荷風/樋口一葉/広津柳浪/泉鏡花 著
「明治三十年代の吉原には江戸浄瑠璃に見るが如き叙事詩的の一面がなお実在していた」。消えゆく遊里の情緒を追い求めた永井荷風の名随筆「里の今昔」。荷風がその「最後の面影」を残…
2020/9/24 刊行
誉田哲也 著
親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。悪意に満ちた声が言う、「お前が殺したんだよ」と――。すべての始まりは、誰かを勧誘すれば無料となるプロバイダ「…
2020/9/24 刊行
山本一力 著
毎日、コツコツ。宅配だから出会える笑顔がある――どんな日もお客様に牛乳を届けてきた纒ミルク浜町店。若き四代目・亮介は、ベテラン配達員・田代らとともに宅配に勤しむ中、デザイ…
2020/9/24 刊行
日影丈吉 著
東京銀座の裏通りにある妾宅で、折竹雪枝がガス中毒死した。事故か自殺か、それとも他殺か――。老練な刑事・小柴と老獪な女中・乃婦、二人の語りが交差し、炙り出される意想外の真相…
2020/9/24 刊行
No.1551[私らしく生きる、働く]
※『表紙の私』の草笛光子さんの写真は掲載されておりません。インタビューは掲載されています。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含…
2020/9/23 刊行
菅義偉/加藤勝信/竹中治堅/北村亘/千正…
一般職国家公務員、地方公務員ともここ10年で約7万人削減されたように、無駄の排除や効率化の観点から、行政のスリム化が推進されてきた。だが、地方を中心に人口減少が進み、人手…
2020/9/18 刊行
中央公論編集部 編
特集コロナで見えた公務員「少国」ニッポン2大臣に迫るコロナ禍の「目詰まり」 内閣官房長官国と地方の権限には再検証が必要 菅 義偉?厚生労働大臣厚生労働省の分割について…
2020/9/18 刊行
ナチスと例外状況の政治学
蔭山宏 著
M・ウェーバー以後、最大の政治思想家か、それとも批判すべきナチのイデオローグか――。毀誉褒貶相半ばするドイツの政治学者カール・シュミット(一八八八~一九八五)。ワイマール…
2020/9/11 刊行
高崎卓馬 著
2246年、「上級労働者」の試験に落ちたサカキは、親友のトミーとふたり、奪った惑星探査機で幻の石・ブルーガーネットを探す旅に出る。目指すは惑星プレメテシオの第六衛星。女ば…
2020/9/11 刊行
ナチス安楽死思想の原典からの考察
森下直貴/佐野誠 編著
相模原の障碍者施設殺傷事件、安楽死論争、パンデミック・トリアージ――近年、様々な場面で「生きるに値しない命」という言葉を耳にするようになった。しかし、「役に立つ/立たな…
2020/9/11 刊行
和辻哲郎 著
有史以来の天皇制の実態を分析、新憲法下の「象徴」という文言の妥当性を検証する。新に憲法学者佐々木惣一による和辻への反論を収録。和辻・佐々木による象徴、国体をめぐる「新憲法…
2020/9/11 刊行
忘れられた巨艦の航跡
一ノ瀬俊也 著
二〇一五年、戦艦武蔵がフィリピン沖海底で発見され、世界の注目を集めた。だが、太平洋戦争中の一九四二年に完成し、四四年のレイテ沖海戦で撃沈された武蔵は、敗戦後、長きにわたり…
2020/9/11 刊行
正しさの創造、美しさの発見
加藤文元 著
数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極…
2020/9/11 刊行
東アジアに息づく抒情の系譜
遠藤耕太郎 著
日本人は、恋をしたり、愛する人を失ったりすると、その心を俳句や短歌に詠んできた。それは最古の歌集『万葉集』以来、受け継がれてきた心性だ。『万葉集』では、人を恋しいと思う気…
2020/9/11 刊行
超少子化、貧困・孤立化、デジタル化
春木育美 著
若者の就業率、教育費負担、男女の賃金格差など先進国の中で、”最悪”の数値を示す韓国。特に「圧縮した近代」の結果、1を切った出生率、60%が無年金者という高齢者の貧困率・自…
2020/9/11 刊行
ヤマザキマリ 著
パンデミックを前にあらゆるものが停滞し、動きを止めた世界。17歳でイタリアに渡り、キューバ、ブラジル、アメリカと、世界を渡り歩いてきた漫画家・ヤマザキマリさんにとって、こ…
2020/9/9 刊行
中野京子 著
箒にまたがり飛翔する魔女、笛吹き男に連れられ姿を消したハーメルンの子供たち、暗殺された二人の米大統領の驚愕すべき共通点、悪魔に憑かれたルーダンの修道女、冷戦下のソ連で学生…
2020/9/9 刊行
なぜ彼らは就職・結婚・出産を諦めるのか
安宿緑 著
先が見えない日韓情勢。一方で若者の生き辛さを描いた翻訳文芸書やドラマが日本国内でもヒット。その実態への関心が高まっている。実際、大卒者が国民の8割近くを占めるも多くが希望…
2020/9/9 刊行
No.1550[今こそ見直すわが家の家計防衛術]
※『表紙の私』の天海祐希さんの写真は掲載されておりません。インタビューは掲載されています。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含…
2020/9/9 刊行