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増補新版
長谷川鑛平 著
赤ペンを握って三十有余年。伝説の校閲部部長が、誤植列伝から普遍的な校正の心構えまでユーモラスに綴る。コラムと新校正練習問題を増補。〈解説〉牟田都子
2025/9/19 刊行
天下無双
岩室忍 著
京都馬揃えで威光を示した信長と朝廷の緊張関係が続く。一方、武田勝頼との決戦のため、信長は嫡男・信忠を先鋒として出陣させる。文庫書き下ろし。
2025/9/19 刊行
尾崎士郎 著
双葉山、大の里、清水川……。「相撲を語っては当代随一」と言われた作家の厳しくも温かい眼差しは、力士と土俵を限りない愛情で活写する。〈解説〉山内昌之
2025/9/19 刊行
柳田國男 著
表題作ほか「毎日の言葉」「婚姻の歴史」など一九二五年から五二年に『婦人公論』に発表した全八篇を収める。問答形式による民俗学入門。〈解説〉佐藤健二
2025/9/19 刊行
夢野久作随筆選
夢野久作 著
「探偵小説の正体」とは何か? 怪作『ドグラ・マグラ』等で知られる不世出の作家・夢野久作による随筆を精選、そのエッセンスを一冊に。〈解説〉新保博久
2025/9/19 刊行
葉真中顕 著
編集者の葛城梨帆に突然、小説の原稿が届く。その内容は梨帆自身の忘れられない出来事とリンクしていて……。迫真の長篇ミステリー。〈解説〉大久保洋子
2025/9/19 刊行
高橋孟 著
十二月八日、真珠湾。私は戦艦の底で味噌汁をかき混ぜていた――。烹炊兵の視点から太平洋戦争を描くイラスト・エッセイ。〈解説〉足立巻一・戸髙一成
2025/9/19 刊行
椿實幻想短篇選
椿實 著
中井英夫・吉行淳之介らの盟友として知られた著者。代表作「メーゾン・ベルビウ地帯」ほか、その幻想・推理短篇を厳選した初のベスト・セレクション。
2025/9/19 刊行
市川憂人 著
千真の前に現れた亡き恋人と、二度死んだ恩師の妻――。灰色のベールが取られた時、この謎の真の姿が現れる。世界が反転する驚愕ミステリ!〈解説〉辻堂ゆめ
2025/8/21 刊行
千野栄一 著
古都プラハに学んだ言語学者が、言葉、本、酒、旅を通じて得た出逢いを語る。文化・言語に対する深い洞察とユーモアに彩られた名随筆。〈解説〉阿部賢一
2025/8/21 刊行
木村衣有子 編
「昭和の女性が言葉で残した食の記録」という観点から、時代を映し出す食の風景を、二十七人の味わい豊かな文章で、執筆年代順に辿る。文庫オリジナル。
2025/8/21 刊行
増補新版
鹿島茂 著
十九世紀の木版挿絵二百三十葉に物語の要約を添え、さらに当時の社会情勢や民衆の生活を解説。不朽の名作がこれ一冊で理解できる! エッセイ二篇を増補。
2025/8/21 刊行
八木義德 著
あの名作中の名文はなぜ心に残るのか。『雪国』から『板極道』まで全七十二篇を、最後の文士とよばれた著者が小説家ならではの視点で読み解く。〈解説〉蜂飼 耳
2025/8/21 刊行
乾ルカ 著
高校の担任教師の葬儀で七年ぶりに再会したクラスメートたち。彼らは〝ある事件〟のため不登校になった生徒のことを思い出し始める――。〈解説〉岡田彩夢
2025/8/21 刊行
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
父フョードル殺害事件の裁判が進展し、明らかになってゆくあの夜の真相。兄弟たちの運命やいかに――好評の注解付き江川訳、ついに完結。〈解説〉頭木弘樹
2025/8/21 刊行
梯久美子 著
芥川龍之介、山本五十六、石原裕次郎、美空ひばりから特攻兵、戦没学徒まで、遺書を通して昭和をたどる。平成の遺書を扱った新章を付す。〈解説〉保阪正康
2025/8/21 刊行