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伊藤比呂美 著
男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。もんもんと考え、るると書く。カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、そして……日本に帰ろう。「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――女のための戦記『閉経記』から五年。書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。
2021/11/19 刊行

池波正太郎 著
ほんとうにうまい大根は、「ほんとうに、うまいねえ」 むかし、三井老人が、よくいっていたものだ。(本文より)四季折々の味を慈しみ、土地土地の食を堪能する、たべものエッセイの神髄。幼き日の海苔弁当の思い出から時代劇の食べもの、卵のスケッチ、そして大根の滋味に目覚めるまで。あるいは東京下町から奥多摩、仙台、湯布院、さらにフランス、スペイン、インドネシアまで――。古今東西の味と人をめぐるおいしい話の数々を、時代小説の大家にして食エッセイの達人が味わい深く描く。〈巻末対談〉荻昌弘×池波正太郎「すきやき」
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新
2021/11/19 刊行

西條奈加 著
堂島で紙油問屋を営んでいた上田秋成は大火によって焼け出され、幼馴染の雨月が結ぶ香具波志庵に転がりこんだ。がさつだが情に篤い秋成と、死者や妖しと交流する力を持つ雨月。二人は言葉を話す兎「遊戯」との出会いをきっかけに、不可思議な出来事の数々に巻き込まれることに――。掛け軸から飛び出す金鯉、哀しい恋物語に、罪の果てに鬼になった男まで。二人と一匹がたどり着く、優しく切ない真実とは。直木賞作家が江戸怪奇譚の傑作『雨月物語』を大胆に解釈した、切なく幻想的な連作短編集。
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋のライバルが、人類だとは限らない。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋の教授、サボテン好きの後輩男子たちと研究に没頭する本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――藤丸青年の求愛行動から真理の探究まで、すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす植物学会賞特別賞受賞作。〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上・下)」〈解説〉伊与原新
2021/11/19 刊行

立川談志 著
売れっ子の矜持と迷いが交差する吉行淳之介との対話。兄貴と慕った色川武大との至福に満ちたスリリングな芸談。盟友・石原慎太郎との思い出語りに、ふとこぼれる弱音まで。三十代から晩年まで、人生を駆け抜けた天才落語家が言葉を尽くして語り合った六人の作家たちとの対談、エッセイを収録する。文庫オリジナル。目次吉行淳之介対談 落語見る馬鹿聞かぬ馬鹿対談 大きくなったらリッパな人になります色川武大対談 一芸に賭ける芸人たち対談 まず自分が一人抜きん出ることだよ立川談志さん 阿佐田哲也『怪しい交遊録』解説 立川談志『色川武大 阿佐田哲也全集14』解題 立川談志色川武大 立川談志結城昌治結城昌治との想い出 立川談志景山民夫噺家は世上のアラで飯を喰い 景山民夫景山民夫 立川談志伊集院静対談 小説家はアブナい対談 カネが仇の世の中、か!?石原慎太郎対談 歳月を経て猶も定めず対談「平和の毒」にやられたまんま……このままじゃ死んでも死にきれねえ対談 自殺を考えたこともある……死を追うな、生き抜いて人生を全うしろさらば立川談志、心の友よ いつかまた、どこかで会えるんだろう 石原慎太郎立川談志 略年譜巻末インタビュー父・立川談志と作家たち 没後十年に寄せて 松岡慎太郎
2021/11/19 刊行

三浦しをん 著
恋のライバルが、人類だとは限らない!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。愛おしい変わり者たちと、地道な研究に人生のすべてを捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上)」
2021/11/19 刊行

オーウェル評論選
ジョージ・オーウェル 著/照屋佳男 訳
いま改めアクチュアリティが増しているオーウェルの思考。世界に全体主義の動きが現れつつある現在、「知的誠実」をなにより重んじ、精神の自由に最大限の価値を置いたオーウェルに学ぶところは大きい。世界が陥っている政治的窮境に一条の光を投ずる論考を精選し、新訳で送る。
2021/11/18 刊行

堀文子/中島良成 著
私の最後は上り坂で終わりたいーー。100歳で没するまで絵筆を執り続けた堀文子。30年に亘り画業を支えた著者が、遺された言葉と共にその魅力を描く。黒柳徹子氏インタビューも収録。
2021/11/18 刊行

篠川賢 著
古墳時代から飛鳥時代にかけて地方行政のトップにあったのが、有力豪族が任命された国造である。だが、その実態は謎も多い。本書は、稲荷山鉄剣銘に刻まれた「ヲワケ」の名や、筑紫の磐井など国造と関連する豪族、記紀の記述を紹介しながら、国造制とは、いつ施行されたどのような制度で、誰が任命され、いつ廃止されたのかまでを描き出す。さらに奈良時代以降に残った国造がどのような存在であったのかなどを解説する。
2021/11/18 刊行

道徳と政治の1400年
勝又基 著
孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的徳目だ。律令で孝行者の表彰が定められ、七一四年に最古の例が見られる。以来、孝子は為政者から顕彰され、人々の尊敬を集めた。特に江戸時代は表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。明治に入り教育の中心に据えられるが、戦後、軍国主義に結びついたとして否定された。それは常に支配者の押しつけだったか。豊富な資料で「孝」を辿り、日本人の家族観や道徳観に迫る。
2021/11/18 刊行

高尾賢一郎 著
1744年にアラビア半島に誕生したサウジアラビア。王政国家、宗教権威国、産油国の貌を持つキメラのような存在だ。王室内の権力闘争や過激主義勢力との抗争、石油マネーをめぐる利権により、内実はヴェールに包まれている。中東の新興国はいかにして「イスラーム世界の盟主」に上りつめたのか。宗教・経済・女性問題は克服できるか。イスラームの国家観と西洋近代の価値観の狭間で変革に向かう、大国の実像を描き出す。
2021/11/18 刊行

気候変動と氷床の科学
杉山慎 著
日本の面積の約40倍に及ぶ〝地球最大の氷〟こと南極氷床。極寒の環境は温暖化の影響を受けにくいと言われてきたが、近年の研究で急速に氷が失われつつある事実が明らかになった。大規模な氷床融解によって、今世紀中に2メートルも海面が上昇するという「最悪のシナリオ」も唱えられている。不安は現実のものとなるか。危機を回避するためにすべきことは。氷床研究の第一人者が、謎多き「氷の大陸」の実態を解き明かす。
2021/11/18 刊行

秦漢時代の衣食住から性愛まで
柿沼陽平 著
始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ......。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。
2021/11/18 刊行

== 特集 ==土地と家と日本人◆遊牧民と農耕民の世界史から振り返る日本人が引き継いだ封建的精神「一所懸命」▼井上章一◆自由な私的所有が招いた都市と農村のアンバランス法と歴史から読み解く日本の土地概念▼松尾 弘◆庶民の夢だった「マイホーム」老々相続の現実と求められる流動化政策▼平山洋介◆大きく変化する若者の「家」家族の「安住の場」から「交流の場」「資産」へ▼笠松美香◆空き家・所有者不明土地問題の現在住まいの終活をいかに進めるか▼野澤千絵◆〔ルポ〕空き家大国の現場を歩く人口流出と分断が廃屋列島を生む▼葉上太郎=======【時評2021】●岸田政権が重視する経済安全保障戦略▼鈴木一人●コロナの2年間がつきつけるもの▼飯田泰之●STEAM教育で教科横断は進むか?▼内田麻理香【岸田政権の課題】●衆院選直後から始まる岸田政権の正念場「新しい資本主義」の鍵はデジタル化、シェアリング化だ▼竹中治堅●政治的「柔術」と「くせ球」に自由と正統性で臨め 中国のCPTPP加盟申請と試される日本の外交戦略▼渡部恒雄◆権力闘争、改革への提言、そして趣味全開......政治家本の世界 人間味あふれる書籍を味読する▼urbansea◆下院選挙に見る「ロシア型民主主義」の形▼佐藤 優◆'非'立憲的な日本人──憲法の死文化を止めるためにすべきこと▼境家史郎◆新型コロナ最前線に立つ神奈川県知事が描く提言 パンデミック有事新法▼黒岩祐治◆日本のデジタル化政策は必ずしも失敗ではなかった▼村井 純◆自治体DXはどこで間違うのか踏まえるべき前提と成功のための考え方▼山形巧哉◆文教政策と省庁関係からDXとデジタル庁の今後までなぜ経産省は教育に乗り出したのか▼浅野大介/聞き手:井上義和◆14億人が注目する「IP」とは何か? 中国が熱狂する知的財産権ビジネスと独自のオタク文化▼古市雅子◆白鵬の14年 栄光と意図せぬ対立▼能町みね子《好評連載》●琉球切手クロニクル【第12回】沖縄全逓の抵抗▼与那原 恵●炎上するまくら【第60回】僕たちはいかに禿げるか▼立川吉笑●冒険の断章【第29回】栗城史多という人物の転落▼角幡唯介●地図記号のひみつ【第19回】今の地図にも相模・武蔵の国境▼今尾恵介《連載小説》●任?楽団【第10回】▼今野 敏●馬上の星──小説 馬援伝 【第8回】▼宮城谷昌光●南洋のエレアル【第10回】▼中路啓太
2021/11/18 刊行