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中央公論編集部 編
細切れになった膨大な情報が飛び交う現代。そんな時代にこそ本を読み、じっくり考えることの意義とは。最新技術の限界と効用を見極め、文章を発信するためのコツとは。アップデートされた「読書の秋」を愉しむ。……………第139巻 第11号NOVEMBER 2025 CONTENTS……………== 特集 ==令和の読書と知的生産術◆情報が氾濫する時代に本を読み、論文を書く意義は何か▼小熊英二◆〔座談会〕文化、政治、経済……いま読むべき本は平成以降の「新しい古典」を決めよう▼大澤 聡×砂原庸介×安田洋祐◆鉄道会社退職後の挑戦独立書店から届ける本と旅の愉しみ▼小柳 淳◆一生使えるアカデミック・ライティングの考え方──とはいえ、大切なのは「なぜ書くか」▼阿部幸大◆「好き」でつながれば、もっと面白くなるネットでうまく思いを伝えるための発信術7ヵ条▼三宅香帆◆92歳にして実証史学にこだわる我が生涯老兵は死なず、ただ調べるのみ▼秦 郁彦◆〔対談〕時代小説の愉しみ、書くことの真髄ノンフィクションから少し離れて▼沢木耕太郎×後藤正治=======【時評2025】●石破政権とは何だったのか▼境家史郎●「自然」実質賃金の達成に向けて労使は認識の共有を▼渡辺 努●欧州で法整備進む子の同意なき写真投稿 対策遅れる日本▼河合香織【シリーズ昭和100年】●50年前にもあった「総理総裁おろし」三木武夫と石破茂は何が違ったのか▼竹内 桂◆人間関係を積み上げる政治活動の限界自民党が直面する日本政治の地殻変動▼飯尾 潤◆〔対談〕組織の弱体化、ガバナンス、新興政党の台頭……結党から70年、自民党は再生できるか▼齋藤 健×中北浩爾== 特集 ==ナショナリズムと日本の現在地◆〔対談〕「極右ポピュリズム」への処方箋排外主義に陥らず日本の自画像を描くには▼苅部 直×先崎彰容◆福祉国家を支える論理と倫理「日本人ファースト」を法哲学で考える▼安藤 馨◆本当に高揚しているのか?継続調査で見えたナショナリズムの4類型▼田辺俊介◆先行するヨーロッパから何が見えるか──福祉排外主義と宗教的アイデンティティ▼水島治郎=======◆「過信の檻」に入ったトランプ大統領デモクラシーの変質と僭主の時代▼猪木武徳◆ヴァンス副大統領が象徴するアメリカ思想の変動リベラリズムは終わり「共通善」が台頭した▼会田弘継== 谷崎賞 ==●令和7年 谷崎潤一郎賞発表受賞作 木村紅美『熊はどこにいるの』選評 池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/堀江敏幸●文学的近況旅と小説の関係▼木村紅美=======《好評連載》●皇室のお宝拝見【第20回】藤原定信筆《金沢本万葉集》▼本郷和人●炎上するまくら【第107回】窓側席の危機▼立川吉笑《連載小説》●ジウ The Next【第6回】▼誉田哲也
2025/10/10 刊行

八木義德 著
「してヤラれた」と思った「雪国」の冒頭。生きている文章の書き手、志賀直哉。さりげない文体の名人、井伏鱒二。繰り返し読んで飽きない「陰翳礼讃」――。最後の文士とよばれた芥川賞作家が、多種多様なスタイルの名文を小説家ならではの視点で読み解き、すぐれた文章とはいかなるものかを綴る。読書案内にして名文鑑賞の書。〈解説〉蜂飼耳目次より(一部抜粋)自然のエロス――川端康成『雪国』生き物の死――志賀直哉「城の崎にて」感覚とモンタージュ――横光利一『上海』光と影――谷崎潤一郎『陰翳礼讃』ある死生観――尾崎一雄「虫のいろいろ」詩美的感覚――梶井基次郎「檸檬」性の描写――山本周五郎『青べか物語』抑制と恥じらい――伊藤整『若い詩人の肖像』ユーモアとペーソス――井伏鱒二「山椒魚」典型的自画像――太宰治『人間失格』切腹の描写――三島由紀夫「憂国」戦場の死と生――大岡昇平『俘虜記』絶体絶命の時――吉田満『戦艦大和の最期』女であること――林芙美子「晩菊」砲丸を投げる――小林秀雄「オリムピア」夢を描く――内田百閒『冥途』老年のエロス――結城信一「空の細道」女人礼讃――室生犀星「えもいわれざる人」着物を描く――芝木好子「京の小袖」新しい血――三浦哲郎『初夜』一語の重さ――佐多稲子『夏の栞』戦場を見る――開高健『輝ける闇』沈黙と虚無――佐藤春夫「『風流』論」リング上の闘い――沢木耕太郎『ドランカー〈酔いどれ〉』吉行淳之介『女のかたち』抄死への鎮魂――吉村昭『星への旅』厄介な生き物――阿部昭『言葉ありき』生命の復活――北條民雄『いのちの初夜』古都の異人――島村利正『奈良登大路町』老いの果て――耕治人『天井から降る哀しい音』完結した人生――司馬遼太郎『歴史と小説』美しいものとは――岡部伊都子「青磁」海景の中の人生――水上勉「寺泊」権威を笑う――井上ひさし「パロディ志願」物狂おしさの果て――瀬戸内晴美『放浪について』土への夢――深沢七郎「生態を変える記」ある狂熱者――棟方志功『板極道』手でつかむ――柳宗悦「雑器の美」芸術とは?――吉田秀和「ヨーロッパの夏、日本の夏」エロスの詩――野口冨士男『なぎの葉考』官能描写――田久保英夫「蜜の味」
2025/08/21 刊行

小川洋子 著
【本書の英訳『Mina’s Matchbox』が、米『TIME』誌発表の「2024年の必読書100冊」(THE 100 MUST-READ BOOKS OF 2024)に選出】美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない――ミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、ふたりの少女と、家族の物語。あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る傑作長編小説。第42回谷崎潤一郎賞受賞作。挿画:寺田順三
2025/01/31 刊行

野崎歓 著
大正期の作品群から、エキゾティシズムを超えて異邦を夢みながら美女と美食に惑溺する創造世界に、『痴人の愛』『卍』へと連なる萌芽を再発見する。
2024/11/29 刊行

中央公論編集部 編
== 特集 ==保存版 世界史を学び直す100冊◆〔対談〕西洋史と東洋史の「達人」が語る歴史を学び直して最後に見えてくるもの▼岡本隆司×君塚直隆◆「辺境」ヨーロッパが世界を変えるまで▼君塚直隆◆「アジア史」の構造をとらえる▼岡本隆司◆複合的な視点で見るアメリカ▼青野利彦◆イスラム史を普遍的な文脈で理解する▼小笠原弘幸◆ロシア・東欧史の見取り図▼池田嘉郎◆多角的に迫るアフリカ▼武内進一◆キリスト教の現代性▼松本佐保◆科学はどう営まれてきたか▼神里達博◆古代ギリシア以来の大問題「戦争とは何か」▼石津朋之◆20世紀の古典と人類史化する世界史▼山下範久◆脳卒中の後遺症の中、僕が前向きになれる理由歴史を知れば「楽観性」が身につく▼出口治明=======【時評2024】●チェイニーとの抱擁と民主党に忍びよる新保守主義の影▼三牧聖子●大正と令和、「米騒動」の共通点▼牧野邦昭●「歴史から学ぶ必要はない」発言の真意▼辻田真佐憲== 特集 ==石破新政権と日本のゆくえ◆派閥解消、選挙の顔、右派、世代交代……自民党の何が変わったのか▼中北浩爾◆野田新体制は転換点になるか立憲民主党が政権を担うために必要なこと▼菅野志桜里◆新政権を待ち受ける日本経済の課題――高圧経済、エネルギー、社会保障▼飯田泰之=======【人口減少という有事】●〔座談会〕少子化をめぐるギャップを埋められるかZ世代の異論にすべて応えます▼増田寛也×宇野重規×白波瀬佐和子×能條桃子×古井康介=======◆5人の政治家の群像劇世代論で読み解くアメリカ大統領選挙▼村田晃嗣◆分断と対立のなかに芽生える共通項アメリカではじまった次世代の経済政策の模索▼安井明彦◆現地調査で中国の戦略的転換を読み解く迫る台湾有事のXデー▼佐々木れな◆コメ争奪戦を生んだ構造的要因と課題「令和の米騒動」とは何だったのか▼小川真如== 谷崎賞 ==●令和6年 谷崎潤一郎賞発表受賞作 柴崎友香『続きと始まり』選評 池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/堀江敏幸●文学的近況あのときの続き▼柴崎友香=======◆ニッポンの音楽と文化の核心「洋楽離れ」から遠く離れて▼佐々木 敦◆追悼 伊藤 隆伊藤史学が残したもの――遺産の彼方に▼有馬 学◆多数の意見と少数の意見公共政策において民意はどこまで尊重されるべきなのか▼杉谷和哉=======《好評連載》●学問と政治~新しい開国進取【第24回】集団的自衛権の見直しと平和安全法制▼北岡伸一●炎上するまくら【第95回】お打ち合わせ▼立川吉笑●皇室のお宝拝見【第8回】王羲之《喪乱帖》▼本郷和人《連載小説》●地上の楽園 【第8回】▼月村了衛●金波銀波 【第4回】▼澤田瞳子
2024/10/10 刊行

谷崎潤一郎 著
離婚にふみきれない中年夫婦の、一見おだやかな日常を古典への愛をとりまぜて描いた傑作。小出楢重の挿画八十余点収載。〈解説〉千葉俊二〈註解〉明里千章
2024/05/22 刊行

谷崎潤一郎 著
互いに愛人がいながら離婚にふみきれない中年夫婦の、一見おだやかな日常を古典への愛をとりまぜて描いた傑作。小出楢重の挿絵八十余点を完全収載。〈解説〉千葉俊二〈註解〉明里千章愛することは出来ないまでも慰(なぐさ)み物にはしなかつたつもりだ
2024/05/22 刊行

憧憬・嫉妬・熱情が渦巻く短編集
長山靖生 編
無垢な少女から妖艶な熟女まで一一。鴎外、花袋、荷風、漱石、谷崎、安吾、太宰たちが、憧れ、翻弄された女性たちを描く。女性は思春期を経て、恋愛・婚約・結婚に。悩みや荒みを抱えながら、やがては倦怠または不倫へと至ることも? 時代の変化に応じて、社会的自立や自覚が芽生えた主人公の生き様からは、近代日本の「女の一生」がみえてくる。(収録作品)森鴎外「杯」田山花袋「少女病」立原道造「白紙」永井荷風「庭の夜露」山川方夫「昼の花火泉鏡花「雪の翼」夏目漱石「硝子戸の中」中島敦「下田の女」谷崎潤一郎「青い花」芥川龍之介「なぜソロモンはシバの女王とたった一度しか会わなかったか?」高見順「強い女」堀辰雄「辛夷の花」坂口安吾「いずこへ」久生十蘭「姦」太宰治「葉桜と魔笛」
2023/12/28 刊行

齋藤孝 著
年を重ねた今だからこそ、わかる本がある。博覧強記の齋藤教授が、文学や哲学からマンガまで古今東西の作品をもとに、人生100年時代を充実させるヒントを伝授。谷崎潤一郎の「変態」な記録、闘う美しい高齢者を描く『老人と海』、江戸時代の「健康本」、「三大幸福論」の魅力など。挫折した本に再挑戦するコツ等の「ライフハック読書術」も充実。老後の生活を支えるのは「知性」だ。齋藤式メソッドを身につけて、「老賢者」になろう!
2023/12/07 刊行

齋藤孝 著
年を重ねた今だからこそ、わかる本がある。何歳からだって読書を始めれば、新たな「ステージ」へ。博覧強記の齋藤教授が、文学や哲学からマンガまで古今東西の作品をもとに、人生100年時代を充実させるヒントを伝授。文豪・谷崎潤一郎の「変態」な記録、戦う美しい高齢者を描く『老人と海』、江戸時代の「健康本」、世界「三大幸福論」の魅力などなど。挫折した本に再挑戦するコツなどをまとめた「ライフハック読書術」も充実。老後の生活を支えるのは「知性」だ。齋藤式メソッドを身につければ、若年層を導く安西先生のような「老賢者」にあなたもなれる!1章 「老い楽の日々」こそ希望あり2章 あなたも「老賢者」になれる3章 世界の「シニア小説」を味わおう4章 なぜか落ち着く「江戸」へのいざない5章 いい大人になるための「哲学」入門
2023/12/07 刊行

谷崎潤一郎 著
光子という美の奴隷となり、まんじ巴のように絡みあいながら破滅に向かう者たちを描いた心理的マゾヒズム小説の傑作。他に短篇「蘿洞(らどう)先生」「続蘿洞先生」を収めた。中村明日美子による美麗なカバー画・口絵、挿画十五葉は本文庫版のための描き下ろし。〈解説〉千葉俊二〈註解〉明里千章 附・大正末期から昭和初期の大阪市街地図と蘆屋周辺地図
2023/11/30 刊行

谷崎潤一郎 著
77歳、不能老人のドM生活! 今日ハオ爺チャン、ネッキングサセタゲマショウカ――文豪・谷崎が老年の性を追究した晩年の最高傑作。〈挿絵〉しりあがり寿
2023/11/21 刊行

谷崎潤一郎 著
77歳、元気ハツラツ!「今日ハオ爺チャン、ネッキングサセタゲマショウカ」――文豪・谷崎が〈老年の性〉を追究した晩年の最高傑作。挿絵・しりあがり寿。
2023/11/21 刊行

長嶋有 著
今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。優しく心を揺さぶる著者最高作。各メディアで話題を呼んだアパート小説の金字塔第五二回谷崎潤一郎賞受賞
2023/11/21 刊行

谷崎潤一郎 著
光子という美の奴隷となり、まんじ巴のように絡みあい破滅に向かう心理を描いたマゾヒズム小説の傑作。〈挿画〉中村明日美子〈解説〉千葉俊二〈註解〉明里千章
2023/10/24 刊行