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受賞情報

2015/09/15『朝鮮王公族――帝国日本の準皇族』が第24回「山本七平賞推薦賞」を受賞

新城道彦著『朝鮮王公族――帝国日本の準皇族』(中公新書、2015年3月刊行)が、第24回「山本七平賞推薦賞」を受賞しました。
同賞は、政治・経済・歴史・思想・宗教・比較文化等の人文社会科学部門の作品からアイデアに富む着想と平易な表現で描かれた作品を対象としています。

受賞作は、韓国併合後の韓国皇族のその後を描いた作品です。帝国日本は皇族と華族の間に「王族」「公族」を設けて、彼らを処遇しました。彼らは帝国日本の崩壊まで、"準皇族"としての地位を与えられ、日本軍の将官になるなど、複雑な人生を歩むことになります。
新城さんによる本作品は、戦後日本で、また韓国で、タブー視されていたこの王公族について、初めて正面から挑んだものです。