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赤狩り時代の米国大学

赤狩り時代の米国大学

遅すぎた名誉回復

黒川修司 著

一九九〇年、ミシガン大学の米国大学教授連合支部の機関誌に、赤狩りの犠牲者三名の名誉回復の記事が出た。これがきっかけで著者は、米国が今も後ろめたく感じているマッカーシーイズムの時代に、米国の教官、大学、そして団体が学問の自由にいかに対応したかを探り、米ソのデタントが成立し、共産主義に非寛容でなくなった時点まで跡づけている。同時に、民主主義の国=米国がもつ衆愚政治への危険性にも、目を向けさせてくれる。

書誌データ

  • 配信開始日2003/5/30
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格769円(10%税込)
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