縄文人と弥生人「日本人の起源」論争
坂野徹 著
日本人は、在来の縄文人と渡来系弥生人の混血によって生まれた。「日本人の起源」の定説である。しかし、この縄文/弥生人モデルが二〇世紀後半に定着するまで、人種交替説、固有日本人説、混血説、変形説など、様々な説が唱えられてきた。研究の進展とともに、見え隠れするのは同時代の社会からの影響だ。近年はゲノム解析により、縄文/弥生人の図式もゆらぐ。起源を訪ねた研究者たちの足跡を辿り、日本人の自画像を描きだす。
書誌データ
- 初版刊行日2022/7/20
- 判型新書判
- ページ数320ページ
- 定価1034円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102709-2
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書評掲載案内
・朝日新聞(朝刊)2022年9月24日/藤野裕子(早稲田大学教授・日本近現代史)
・世界日報2022年9月11日/菊田均(文芸評論家)
・週刊東洋経済2022年9月17・24日合併号
・産経新聞2022年8月28日(著者インタビュー)
・毎日新聞(朝刊)2022年8月13日/村上陽一郎(東京大学名誉教授・科学史)
・公明新聞2022年8月15日